天狗の台所 Season2のドラマ情報・感想・評価

隠遁生活から１年。 ＮＹでの暮らしに疲れたオン（越山）は、基（駒木根）のいる天狗の里へとやって来る。突然の来訪に驚く基だったが、すぐに２人は隠遁生活の頃に戻ったかのように時間を過ごす。里の懐かしさに浸るオン。そうこうするうちに、庵に車海老が配達されて来た。注文主はオンで、基と料理するためだという。どう調理するかを考えながらも、渡航を含めた費用の出どころに一抹の不安がよぎる基。 そんな中、母・一乃（渡辺）からの電話が鳴る。 一乃はどうやらオンに激怒している様子で・・・

一乃（渡辺）のカードを使い込んだ事がばれ、カードを止められたオン（越山）は、NYに帰る事が出来なくなった。 反省の色も示さないオンは、自分で稼いで帰る、と豪語。基（駒木根）は、オンと一緒に稼ぐ方法を考えることに・・。 結局、自分たちの畑で収穫した野菜を無人販売所で売る事にした2人。オンは、せっせと販売所へと、野菜を運び、ご満悦の様子。 そんな中、有意（塩野）が、庵へとやって来た。事情を聞いた有意は、成果に過大な期待をよせるオンに商売の厳しさを吐露する。

無人販売所で野菜が思うように売れずに落胆するオン（越山）。次の手を思案する中、基（駒木根）と共に山小屋へとやって来た。丸太を運び出し、一生懸命薪割りに精を出す。 そんなオンに野菜を売るためのアイデアがひらめいた。炭を持っていないキャンプ客がいた事を思い出し、野菜と薪のセット売りを考案。さらに、それらの様子を動画に撮影して拡散を狙うのだが…。

有意（塩野）が庵にやって来た。休みのはずだが、パソコンを開いて仕事を始める有意に基（駒木根）はリフレッシュを提案。庭に即席のプールやパラソルを用意し、バカンス気分を味わうことに。つかの間の寛ぎを味わう中、家出中のオン（越山）は、有意が家出の先輩だと知る。自分の過去と仕事に忙殺される有意は、基に自分の葛藤を打ち明ける。

天狗の里にお祭りの季節がやって来た。京都と、基（駒木根）が住む里で、毎年交互に行われる一大行事だ。オン（越山）は、一儲け出来るチャンスだ、と目を輝かせる。そんな折、オーブンの修理を頼んでいた電気屋がやって来た。助手席には、オンと同じくらいの歳の少年、颯真（原田琥之佑）が乗っている。電気屋の孫で夏休みの期間だけ預かっているのだという。親近感を覚えるオンは颯真に話しかけるが、冷たくあしらわれてしまい・・。

祭りに出店するメニューを考案していた基（駒木根）とオン（越山）のもとに京都から有意（塩野）の兄、慈雨（古屋呂敏）が訪ねてきた。天狗のしきたりに厳しく、あれやこれやと口を出してくる慈雨にオンは圧倒される・・。お祭りが開催されると、基とオンが作った出店に里の住民たちは大喜び。そこに遅れて有意がやって来ると、慈雨との間に一瞬緊張が走って・・。

祭り以来、颯真（原田）との距離が縮まったオン（越山）は、一緒に過ごす時間が増えていた。オンは自分の畑を見せたり、颯真はオンをゲームに誘ったり、親交を深めていく2人。 そんな中、天候の微妙な変化に気づいた基（駒木根）は、台風が来る事を予測。畑のまだ成長しきっていない野菜も今のうちに収穫しておくべきだと主張する。 収穫をしぶるオンだったが、そこに父・エリス（原田泰）がやって来て・・。

過ぎ去った台風によってめちゃくちゃになった庭を片付ける基（駒木根）とオン（越山）とエリス（原田泰）。そんな中、ＮＹから一乃（渡辺）も庵へとやって来た。ばつが悪く、お互いに話そうともしないオンと一乃には気まずい空間が流れる・・。 一方、オンは壊れてしまった無人販売所の修繕に出かける。その姿を遠くから眺めていた一乃の気持ちは揺れ動いていた。

颯真（原田）が、母親と帰る事が急遽決まった。出発の前日、オン（越山）は颯真をキャンプに連れ出す。川で魚を釣り、飯盒で米を炊き、バーベキューをして、思い出作りの時間を楽しむ2人。その頃、有意（塩野）と電話していた基（駒木根）は、オンと颯真の関係を昔の自分たちに重ね合わせて思い出話に浸っていた。一方、夜が更け、焚き火を前にオンと颯真は本音を吐露し合っていた。

颯真（原田）が天狗の里と去り、焦燥感に駆られるオン（越山）。基（駒木根）は、窯作りに使うレンガを調達して、作業に没頭している。そんな中、有意（塩野）がある決意を胸に庵へとやって来た・・。