mimitakoyaki

女神降臨のmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

女神降臨(2020年製作のドラマ)
4.2
ウェブ漫画のドラマ化という事で、ほんとに少女漫画から飛び出したような麗しいチャウヌとファンイニョプのキャスティングが大成功している作品です。

容姿に恵まれないことから周りからいじめられて見下されていた高校生の女の子が、メイクによって美人に生まれ変わり、タイプの違うイケメン男子から好かれるという話なので、不細工だと言われ続けて自信が持てなかった女の子が整形して人生が変わる「わたしのIDはカンナム美人」とよく似ています。
しかもどちらの作品もチャウヌ(しかも傷ついた過去を持つツンデレ設定まで同じ)で共通するところも多いですが、それでもキュンがいっぱいですし、今作もめちゃくちゃ楽しめました。

主人公の女の子ジュギョンが、ホラー漫画やヘビメタ好きというオタクな設定も良いし、ノーメイクのいわゆる「不細工」な時でも、ちゃんとその人の持つ可愛らしさや魅力があって、二人の男子から愛されるのも納得できるんですよね。
わたしはむしろノーメイクの時の部屋着で漫画喫茶や家にいる時のジュギョンが可愛いやら面白いやらですごく好きでした。

ギャグがスベってないのも良くて、クラスメートのアホな男子達やお父さん役のパクホサンとかお姉さん役のイムセミ、ファンイニョプも、みんな演技が面白くて笑いどころもいっぱいでした。

ひとりひとりのキャラのが良くて、お姉さんのサバサバしたオトコマエな感じも最高だし、お父さんはダメダメな人なんだけど、優しくて家事をいつもやってて、オウィシク演じる担任の先生も優しくて茶目っけのある良い人で、そんなキャラの魅力がドラマの面白さにすごく繋がっていました。

チャウヌの顔面が尊いのなんの!
その上、一途で真面目でってことで全く非の打ち所がないのです。
また、ファンイニョプも元アイドル練習生という設定なので、K-popアイドル風のビジュアル系なスタイルもすごく似合ってて、わたしが「この人、ハングル講座に出てる人やで」と息子に言うと、「え、ハングル講座の人は良い人やから、全然ちゃうやん」と同じ人とは思えないと言ってましたが、ほんとに役柄によってずいぶん雰囲気も違ってて、でもどの役も魅力的で、ファンイニョプの良さを再認識しました。

顔が良いとか悪いとかに関係なく、自分がどれだけ自分を肯定できるか、自分らしく生きてたり、その人の内面の魅力が大事よね、と思える作品でした。

イジェウク、キムへユン、チョンゴンユ、キムヨンデ、イテリ、キムジェファといった「偶然見つけたハル」の出演者がたくさんカメオで出て来たのもお得感満載でした。

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