大阪で放浪生活を送っていた少女・ルカ(アイナ・ジ・エンド)は小学校教師のフミ(黒木華)に保護される。成長したルカは姉の恋人だった夏彦(松村北斗)と北海道帯広で過ごし、女子高生マオリ(広瀬すず)との友情を育むが、彼女を待ち受ける運命は常に過酷であった。 東京に辿り着いたルカはミュージシャンとなり、“キリエ”と名乗り路上で歌い始める。そこで再会したマオリは“イッコ”と名乗り、変幻自在なコスプレと男性関係で東京を生き抜いていた。石巻、大阪、帯広、東京―。運命に翻弄されながらも懸命に生きるルカによって紡がれる壮大な歌の抒情詩。
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