向こうからやってくる人の群れ。ざらついた画は水墨画のようだ。いきなり魅入られる。
アル中の伊能静が劇中劇で白色テロを題材にした作品の貞淑な妻を演じるのだが、どちらも密度が高い。それだけに行ったり来た…
(別媒体から感想を転記)
2023/07/08
失敗してしまった感の強い、珍しい候孝賢作品。コンセプトがよくわからないというのが最初の感想だった。3パートの筋があるのだが、お互いをかき消しあった結…
異なる時代に生きる男女。
好き男性と好き女性、時代が違えども、そこに共通性は果たしてあるのだろうか。戦争時代の男女。理想を前に全てを犠牲にできる。そんな二人と対比的に描かれる現代に生きる、生きた男女…
なかなか展開を追うのが大変だし、難解な編集になっている。
二人の女性がリンクし、混濁し、愛憎が昇華する。
いずれのパートもどこか息苦しいような、袋小路にあるような、もの悲しさを湛える。
やはり映像は…
初めは訳がわからなかったけど現在、過去、劇中劇の3つが絡み合った構成になっていると理解してだいぶ見やすくなった。現代と劇中劇の時代、異なる時代の愛が描かれる。序盤、主人公の部屋のテレビで流れていたの…
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