悪魔が来りて笛を吹くのドラマ情報・感想・評価・動画配信

「悪魔が来りて笛を吹く」に投稿された感想・評価

クレミ

クレミの感想・評価

4.2
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犯人が自身の出生を知っているかどうかを改変するだけでこんなに胸糞悪く救いのない話になってしまうのか…。これはこれでなかなか好み。横溝作品らしい血縁にまつわる人間のどす黒い様相をまざまざと見せつけてくる。

八つ墓村の時も思ったけど、吉岡金田一耕助の、醜悪な人間の様を目の当たりにした時の「ぅゎぁ…」みたいな表情めっちゃ良いな

英輔が残した曲のトリックに金田一が最後に気付き、「皆救えたのに…」と慟哭するのが、「救えない探偵」と評される金田一耕助に人間味を与えたように見えて良いシーンだった。

最後の「八つ墓村で事件です!」は初めて見た時アガったなぁー

滅多刺しにするシーンのバックでジョンレノンの「Mother」はちょっと狙いすぎではと思いつつ、まあそういう曲だしねぇ…
生酒冷造

生酒冷造の感想・評価

3.8
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映画やテレビドラマでは話題に事欠かない金田一耕助の映像化作品。
NHKも色々な斜め上の設定で取り組まれてます。
白髪混じりの金田一耕助。
若白髪か精神的ダメージで白髪になったのか。。

貴族という独善的な立場と淫鬱な環境。
そこで興る殺人事件は全てを知って仕舞えば自業自得と端折れるかもしれません。
しかしそこに深みを与えてこその昭和ミステリー。
ですが登場人物すべてに感情移入するには、時間的にやや追求力不足な感じでした。

でもほんと、このノリで古谷版ぐらいじっくり時間をとり、前編後編でもいいからジワジワくるものを体感したかったです。
そう思えるほどいい意味で勿体なく感じる製作でした。

クライマックスはサガというものがほとばしる、映像化された作品の中では一番好きな出来映えでした。
だいすけ

だいすけの感想・評価

4.0
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映画版を見ていたので事件の概要は周知でしたが、まあこの版もまたさらに、救い難き作品でした。吉岡君の金田一は、石坂版を踏襲しているようで、実はオリジナルという肌感を感じさせて素敵です。白髪じゃなくても良かったんじゃないかと。解決後の金田一の慟哭が白眉です。
sakura

sakuraの感想・評価

4.0
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2020.10.01 AXNミステリーで再放送
民放みたいなキャスティングと思ったけど、観てみたらやっぱりよかった。
下手な映画よりよっぽど面白い。
MitsuhiroTani

MitsuhiroTaniの感想・評価

3.9
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結局、悪魔は人間の心の中に生まれ、人間を支配するということ。
横溝正史、金田一耕助といえば石坂浩二、市川崑と考える私にとっては、西田敏行や渥美清、そして古谷一行ですら邪道に思えてしまう。
そんな中、長谷川博己の獄門島は良かった。本作はどうか。
結果的には、明らかにテイストの違う金田一耕助ながら、おどろおどろしい雰囲気や、手抜き無い演出が素晴らしかった。内容的には辛く、今の時代に考えられない前提ながら、運命の悪戯、いや、信じがたいまでにおぞましい運命を生み出した人間の心が怖かった。
さば

さばの感想・評価

4.0
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吉岡秀隆の金田一耕助とかめっちゃ合うだろうなぁと思いつつ観そびれてた作品。
原作持ってるのに途中までしか読んでなかったんだけど、こんな胸糞な話だったとは…。
吉岡秀隆の穏やで優しい雰囲気が癒しだった。そしてエンディングで流れるのがHallelujahなのがまた良い。
志田未来は問答無用でかわいい。
何とも言えない気持ち悪い話。
妖艶な筒井真理子さんが怖かった。
吉岡さんが金田一耕助役で良かった。
シリーズとしてはもっと見たい。
これきよ

これきよの感想・評価

1.0
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画質がとてもきれいで、まるで一本の映画を見ているようでした。
生々しいシーンにドキドキしました。

金田一がオドオドしていて、見ているこっちが大丈夫かな? と心配になるほどでした。
そのじつ

そのじつの感想・評価

3.8
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このレビューはネタバレを含みます

NHK版金田一は本作を最初に見た。そして衝撃を受けた。
てか「悪魔が来たりて…」自体初めて見たので、メチャクチャ混乱した。こんなに救いようがない終わり方で成立するのぉ〜?!と。

慌てて西田・金田一と古谷・金田一も見てみた。
結果、アキコ像の描き方が3つとも違っていて、アキコの最期も違っていた。

昭和の2本は受動的ヒロインの哀れさと儚さを演出して女のエロスを甘受するポーズでそのじつ美味しく戴きます…という昭和エログロナンセンスな気風を感じた。

さて本作の平成アキコは違う。主体的に堕落し、周囲の人間をも毒してゆく超アグレッシブ・エロなアキコであった。女と哀れの切り離しに成功している所、賞賛に値する。憎むべき母親像!「悪魔」を生んだ者こそ悪魔だったのだ。

のちにこの脚本家のファースト金田一「獄門島」を見てようやく思い当たったが、これまでの映像化金田一に与えられてきたイメージを一新し、横溝原作を現代の視点で読み直す、誠に気概にあふれた作品であったのだ。

生まれた瞬間から地獄に置かれた犯人のやり場のない恨みを、母殺しの禁忌を犯してでも晴らさせてやった。成仏させてやった清々しささえ、今なら感じられるかもしれない。
横溝正史シリーズでは、タイトルがいかにもっぽくて、どうかなって思って今まで見ていなかったけど、思ったよりもミステリータッチでよかった。地方に根付く怪奇伝承的な色合いはほとんどなく、東京に住む特権階級の所業を背景に、人間が背負った業とミステリーの謎解きが上手く組み合わさっていた。ジョン・レノンの♪マザーはここで使うなよ~、悪霊島(映画)のレット・イット・ビーじゃないんだから、と思ったけど堀井小夜子役の小林涼子はヨカッタ。

磯川警部から「八つ墓村で事件です」という電話がかかってきたので、次も見てみよう。
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