絶対零度〜未解決事件特命捜査〜のあらすじ

警視庁捜査一課。新しく設置された『未解決事件特命捜査対策室』には、アクが強く、個性豊かな刑事たちが集められていた。 未解決の事件を扱うには、諦めない意志の強さはもちろん、かつての捜査資料や物的証拠を改めて検証する際に、どんな小さな違和感をも見逃さない鋭い勘、そして感情に流されることなく、偏りなく、事件全体を冷静に見通す目が必要とされる。また、昔起きた事件とはいえ、いまだ感情が治まらず、心の傷も癒えない被害者や遺族とも向き合う繊細さも重要。“今だからこそ語れることや気持ち”が事件を解く意外な鍵となることもあるため、相手に信用される誠実な想いなど人間性が何より大事だったりもする。 そんな必然に対応すべく、特命捜査室には、ド新人である刑事・桜木泉（上戸）をはじめ、たたき上げからエリートまで幅広い人材が集められた。桜木泉は刑事としては新人で、経験も腕もないが、誰よりも人の痛みが解り、相手の気持ちになれる女性。長年未解決で放置されていた事件の被害者に対し、単なる死体や証拠として向き合うのではなく、失われた人生を思い描き、涙する。これから失敗と挫折を繰り返しながらも、強い正義感と決して諦めない想いで事件と向き合っていく。一方、それぞれの価値観、捜査方法の食い違いで熱い衝突を繰り返す捜査員たち。多種多様なキャラクターたちが事件に関する各々の見解をぶつけ合い、精査し、やがて結論を導き出していく。物語は、このバラバラのチームが難事件を解決することで次第にまとまって行く過程を縦軸として進んでいく・・・。