Claire

記憶 ~愛する人へ~のClaireのレビュー・感想・評価

記憶 ~愛する人へ~(2016年製作のドラマ)
5.0
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
名作でした‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
重い話だろうと勝手に思い込んでなかなか手を付けれずにいましたが、ジュノ出演作で未視聴はこのドラマのみだったので、ジュノのために視聴。このドラマに私を導いてくれたジュノに感謝の気持ちでいっぱいです🥹🙏

人の弱みに付け込み脅迫まがいなことも躊躇わないスター弁護士のテソク(イソンミン)はある日、アルツハイマー初期と診断されます。そこから物忘れや道に迷うこと以外にも、15年前に離婚した元妻の家に訪ねて行くとか息子の名前を呼び間違えるとか、本人でもよく分からない異常行動が始まります。ただの異常行動に見えたテソクの行動は、過去の記憶が鮮明になるアルツハイマーの症状(個人差あり)と共に、彼が胸の奥の奥にしまっていた、15年前ひき逃げ事件で亡くした小さい息子の記憶を引き出し、アルツハイマーと闘いながらも家族の支えのもと、事件の真相に近づくという話でした。

いや~~~。『ミセン』の時もイソンミンの演じるオサンシク課長の演技やキャラに感銘を受けてたけど、このテソクには本当泣かされました😭
家族とディナーの約束をした日、初めて道に迷い、家族のために必死に頭をたたきながら待ち合わせ場所を思い出すテソク。どんなに後悔しても助けることができなかった15年前死んだ息子の記憶が蘇る度に見せるテソクの切ない表情。今隣にいる別の息子を守るために学校で弁論するテソク。弁護士としての名声よりもお金よりも、死ぬまで自分が守らなければならないのは今自分の隣にいる家族ということをアルツハイマーの進行とともに気づき、必死にもがく父であり夫でもあるテソク。家の中で、トイレにもたどり着けない時のテソクの空虚な目。外で必死に戦ってる時と相反する空っぽのようなその目がスクリーンに映される度に涙が出ました😢
彼が劇中言ったセリフ、”家族を守れなかった辛さは頭ではなく心臓が記憶する”という言葉がとても刺さりました⚡️⚡️その苦痛は心臓が止まる瞬間までなくならないと、だから心臓が止まる瞬間まで家族を守ることを、テソクの心臓は頭に命令するのです。最後まで持ちこたえろと。
本当、このテソクを怪演したイソンミンにスタンディングオベーションしたい👏👏👏👏👏

そんなテソクの病気にいち早く気づき、それが周りにばれないようにサポートする新人弁護士のジョン・ジン(ジュノ)とテソクの秘書ポン・サンファ(ユン・ソヒ)もすごく良かった❣️この二人がいたから、このドラマは重くならなかったと思います。二人のやり取りも可愛いけど、14話にあった資料室でのキスシーン💋はすごく素敵でもう5回もリピートしました。ちょっと強引なジュノにキュンキュンできて幸せ~😍💕💕

テソクの現妻役のキムジスも夫の病気を献身的に支える女性で素晴らしかったし、テソクのVVIPクライアントとして出たイ・ギウも悪役だったけど長身にスーツが似合ってカッコよかったです。髪型のせいか、ちょっとソンジュンギに似てると思ったのは私だけかしら😆

重たいテーマを扱っているけど、見終わった後感動で胸がいっぱいになる暖かくて素晴らしいドラマでした👍👍👍これは是非皆さんに観てもらいたいです。全力でお勧めします‼️‼️‼️
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