にゃん

ルパンの娘 続編のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ルパンの娘 続編(2020年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前シーズン、特別面白いと思ってたわけではないが、シーズン2もやっていたので視聴。
子供が産まれて新たな家族という枠の中で、いかに子供を普通の子供として、泥棒の血筋だとバレないように育てるか必死になってる華を応援しながら見ていた。

それにしても、お腹の中にいる時から"お宝"というワードを聞くだけで騒ぎ出す根っからの泥棒っ子で、無意識のうちにキレ良く"ひったくり犯からバックを奪い返す"才能を持っている子供・杏が面白かった。

最終話の最後の最後。
華は盗まれた子供だった、という尊の言葉。
三雲玲という、尊には兄弟がいて、それが美雲が仇をとるべき人物。ナターシャは玲に従えていた者だったよう。

その新事実に次回のシリーズが楽しみ。

ストーリー↓
1
“Lの一族”こと泥棒を家業とする三雲一家は全員が死んだと世間をだまし、華(深田恭子)の恋人、桜庭和馬(瀬戸康史)の家に身を寄せていた。だが、桜庭は警察一家。義賊であり、以前より派手ではないとは言え、華の父、尊(渡部篤郎)が繰り返す盗みに、和馬の父、典和(信太昌之)は体調を崩し寝込んでしまう。さすがに尊も潮時と桜庭家から引き払うのを機に、華は和馬とアパートに移った。それもつかの間、警察の手が及びそうになった華を助けた尊は豪華なマンションを二人に与える。しかし、マンションは尊たち三雲家の新居につながっている二世帯住宅だった。
華と和馬が三雲家の朝食に行くと、家族全員のはずなのに巌(麿赤兒)がいない。マツ(どんぐり)によると巌は京都に行ったようだった。そんな折、華の兄、渉(栗原類)が大きな盗みのターゲットを発見、“Lの一族”は再始動しようとしていた。
その頃、巌が足を伸ばした京都では、
名探偵一族の北条家で中学生の北条美雲(橋本環奈)が祖父であり当主の宗真(伊吹吾郎)から探偵指南を受けていたが、美雲はまだ北条家と“Lの一族”の因縁を知ることはなかった。一方、渉が見つけた秘宝が何者かに先に盗まれてしまい、悦子(小沢真珠)はご立腹。尊はすでに秘宝を盗んだ相手は分かっていると慰める。しかし“Lの一族”を出し抜き、先に秘宝を盗んだ“泥棒アベンジャーズ”なる一味は和馬たち警察も追っていた。尊たちは泥棒アベンジャーズの主犯を追い詰め秘宝を奪い返す。そこに和馬が現れ"もう盗みをしない"と約束をしたはずの華が現場にいたことにショックを受ける。華は和馬に10分間の記憶を消すスプレーを吹きかけて立ち去る。和馬から離れることを選んだのだった。

2
三雲華(深田恭子)は、泥棒一家の娘である自分と家庭を築くことは、刑事である夫の桜庭和馬(瀬戸康史)の人生を狂わせてしまうと別れることを決意し、授かった子供を1人で育てようとしていた。和馬は華を探すが、会うことはできずにいる。そして華は、尊(渡部篤郎)や悦子(小沢真珠)たち家族に見守られ、妊娠10カ月を迎えようとしていた。一方、高校生になった北条美雲(橋本環奈)は執事の山本猿彦(我修院達也)と東京に移り住む。財産を失った美雲はオンボロアパートに暮らしながら“Lの一族”を追っていた。そんなある日、渉(栗原類)が新たなお宝を発見。その頃、和馬は管内で発生した連続失踪事件の捜査につく。5人の若い女性が立て続けに姿を消していたのだ。
華が区民館で行われる両親学級に行くと、尊や悦子たちも来ていた。
自分のために来てくれたと思う華だが実は両親はお宝マントを持ったある男を探るべくてんとう虫機をつける為に訪れたのだった。そんな華は自分の生みの親と再会。薄井佐知(遠野なぎこ)だ。佐知はお金がなく助産師として働いていると言う。その頃、和馬たち警察は、失踪した女性たちが同じマッチングアプリを使っていたことをつかむ。また、同級生が失踪したことを知った美雲は独自で捜査を開始。そして、マントを落札した男のアジトを探る尊たち“Lの一族”は、そこに5人の女性が監禁されている事を知るのだった。てんとう虫機で見ていると現場を探り当てた和馬が映る。そして男にお金を借りに来た佐知まで。尊らは現場に急ぐも車のトラブルで進めず、それにヤキモキした華は自ら現場に向かい2人を救うのだった。

3
三雲華(深田恭子)は桜庭和馬(瀬戸康史)との間にできた子供を無事に出産。ただし、まだ和馬は“Lの一族”に関わった者として公安警察にマークされているため、表向きは独身として土日だけ華たち家族と生活することが条件となった。そのため子供は“Lの一族”の姓で「三雲杏」と命名される。
時は流れ、典和(信太昌之)たち桜庭家だけでなく、尊(渡部篤郎)や悦子(小沢真珠)たち三雲家の愛を一身に浴びて育った
杏(小畑乃々)は小学生になった。華は“Lの一族”を親の代で終わらせようとしていたため、尊たちが杏に三雲家の家業が泥棒と教えはしないかと冷や冷やし続けている。“Lの一族”の助けもあり警察内で手柄を上げ続けていた和馬は警部に昇進。そんな時、課に新人刑事としてキャリア警察官が配属されてくる。
名探偵の娘・北条美雲(橋本環奈)は社会人となっても極貧生活を強いられていたが“Lの一族”の正体を突き止めるための“最短ルート”を考え出し、実行に移していく。一方、和馬は寸借詐欺師、御子柴保(コウメ太夫)逮捕に向けた証拠固めの捜査に着手する。和馬は新人刑事とともに、御子柴の部屋がうかがえるマンションに張り込みを開始。和馬が望遠鏡で見張っていると、なんと御子柴の部屋に泥棒スーツの尊たちが忍び込んで来るのだった。

5
三雲華(深田恭子)が泥棒衣装で逃亡する姿が何者かに撮影された。尊(渡部篤郎)はてんとう虫3号調査隊を放ち、撮影位置を特定。そこに残されたバイクのタイヤ痕をたどり、犯人のアジトを突き止めた。アジト内部に潜入したてんとう虫3号が送信する映像には、かつて戦った女泥棒、双葉美羽(田中みな実)の姿が映し出される。美羽はある目的のために、手下の大岩(本間朋晃)、依田(真壁刀義)の手引きで脱獄していた。尊は美羽たちに“Lの一族”が生存している証拠を隠滅させるため、アジトへの潜入を計画。だが、華と尊は顔を知られているため警戒厳重なアジトへの接近も難しい。そこで尊は渉(栗原類)に造らせた秘密道具を家族たちに装着させる。
北条美雲(橋本環奈)は和馬(瀬戸康史)に交際を宣言するが、二度と誰かを愛せないと断られてしまう。山本猿彦(我修院達也)に和馬への恋心を指摘されるが、美雲は和馬への接近はあくまで“Lの一族”を暴くためだと主張。美雲の和馬への関心はさらにたかまった。
渉の秘密道具は効力を発揮する。それは人と人の意識を入れ替える装置。尊は自分が悦子(小沢真珠)、華がマツ(どんぐり)の体に乗り移り、美羽のアジトへの潜入を図ろうとしたのだ。試しに華とマツを入れ替えるが、華には大不評。すぐに元に戻そうとするのだがマシーンに不具合が発生してしまいそのまま戻らなくなってしまう。のちに事が終わって爆発するまで治らないのであった。

6
三雲華(深田恭子)と桜庭和馬(瀬戸康史)の娘、杏(小畑乃々)が登校していると、目の前に北条美雲(橋本環奈)が現れる。美雲が見せた和馬の写真に「パパだ!」と反応してしまった杏が、和馬と“Lの一族”の娘との間にできた子供であることを疑った美雲は、さらなる追究を試みようとする。しかし、渉(栗原類)が放った、てんとう虫3号“用心棒”によって何とか窮地を脱する。そんな時、杏の学校で、親の仕事を子供が見学する“子供参観日”が行われることになった。杏は和馬の仕事を見に行けると大喜び。だが、和馬に子供がいることはもちろん、結婚していることも警察では伏せているため職場に連れて行くわけにはいかない。華と和馬が悲しむ杏をなだめていると尊(渡部篤郎)や悦子(小沢真珠)たちが来た。事情を知った尊は杏に、自分たちの仕事を見学すれば良いと言い出す。華は「そんなこと絶対許さない」と反対するが、尊には物流の仕事をしていると誤魔化す計画があった。
一方、美雲は和馬が解決した事件の犯人たちが捕まった時の記憶を失う“一過性健忘症”を発症していることを突き止める。さらに、発症した犯人たちの現場からは必ず何かが盗まれていた。そして美雲は、北条家と“Lの一族”の因縁を和馬に打ち明けるのだった。

7
ついに三雲華(深田恭子)と北条美雲(橋本環奈)が対決!華は美雲を倒して忘却スプレーで自分と会った記憶を消すことに成功した。と思ったが美雲は用心して鼻に詰め物をしていた為に(首チョップで気絶はしたものの)記憶は消されなかった。そんなことも知らず、華は“Lの一族”が追い詰められていることに変わりはないと心配で仕方がない。翌朝、職場にやって来た美雲に和馬(瀬戸康史)が昨日の出来事について探りを入れると、美雲は覚えていないという。もちろんウソだ。彼女は忘却スプレーが体内に吸い込むのを防ぎ、記憶を維持していたのだ。そんな時、反社会組織の幹部が襲われた強盗殺人事件が発生。現場からは密輸した金塊が盗まれ“Lの一族”のものとみられる犯行声明カードが残されていた。が、それは別の集団が成り済ましたものである。
その頃、本町小学校では学芸会の演目が『Lの一族』に決まり、杏(小畑乃々)は伝説の鍵師マツ(どんぐり)役を演じることになっていた。悪いことをする泥棒なんて演じたくないと泣き出す杏に、尊(渡部篤郎)たちは“Lの一族”はダークヒーローで正義の味方なのだと教え出す。
強盗殺人事件を追う和馬と美雲は、事件に意外な“男”が絡んでいる事を知った。和馬たちが探し出した“男”は、殺害したのはナターシャ(太田莉菜)という殺し屋だと告げる。職務終了後、美雲は和馬の後をつけていた。GPS発信器を和馬に取り付けることで、華たちが住むマンションを暴き出すつもりなのだ。そのとき、尊がボディーガードとして頼んでいた円城寺輝(大貫勇輔)が、美雲の前に現れてGPSの存在を和馬に教えて場所を知られることを阻止する。と思いきやその発信器を持ったまま円城寺が華達の家に来てしまった為に結局バレる。

8
三雲華(深田恭子)は娘の杏(小畑乃々)に自分たちが“Lの一族”だと知られてしまった。一方、盗賊団が抱える殺し屋ナターシャ(太田莉菜)の凶刃に倒れた桜庭和馬(瀬戸康史)は警察病院に運び込まれる。典和(信太昌之)と美佐子(マルシア)、娘の杏、そして事件現場から付き添った北条美雲(橋本環奈)に見守られる和馬。しかし、実は生きていて強盗殺人を犯したと世間を騒がせている“Lの一族”である華たちが和馬のもとへ駆けつけることはできない。ただ祈ることしかできない華たちだったが、和馬は心肺停止状態に…。
絶体絶命の窮地に追い詰められた“Lの一族”。渉(栗原類)は、なぜ自分たちが“Lの一族”であることを杏に教えたのだと尊(渡部篤郎)を責める。しかし、尊は何も告げずに三雲家を出て行ってしまう。
病院から戻った美雲は猿彦(我修院達也)に、和馬の窮地になぜ“Lの一族”が現れなかったのかと疑問をぶつける。「しょせんは泥棒。逃げることしかできない」のだと憎まれ口をききながらふすまを開ける猿彦だったが、目の前には尊の姿が。祖父の仇と身構える美雲に、尊は宗真(伊吹吾郎)の死の真相を知る人物を連れて来たと言う。巌(麿赤兒)だ。美雲は宗真の仇を取るべきはナターシャだと知る。
ナターシャたちのアジトを訪れる美雲。美雲はナターシャたちに“Lの一族”の居場所を知りたくないか?と持ちかける。「Lに復讐がしたい」のだと。

9 最終話
華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)、杏(小畑乃々)たち家族に再び平穏な日々が訪れていた。北条美雲(橋本環奈)もまた、うるさかった隣人が引っ越したことで静かな生活を取り戻していた。そこに予期せぬ来客。訪れたのは今まで仇(かたき)として追いかけてきた尊(渡部篤郎)だった。尊の様子から自分に頼みごとがあるのだと推理する美雲。
その頃、悦子(小沢真珠)はお宝不足で息も絶え絶えになっていた。
そこに渉(栗原類)から新たなお宝“グレース・ケリーの愛したカルティエのダイヤモンドリング”が提案される。悦子は飛びつくが、渉は美雲にプレゼントするのだと言い張る。
そんな時、華と和馬のマンションに円城寺輝(大貫勇輔)が現れた。円城寺は華に1日だけフィアンセのふりをして欲しいと頼む。円城寺は突然帰国した父の豪(市村正親)に、婚約者であった華とまだ結婚していないことを叱られたのだという。
突然の無理難題な申し出に戸惑う華と和馬だったが、豪はとんでもなく怖い男のようで…。豪と会った華と円城寺は、結婚式の日取りやドレスをどうするのか問い詰められる。そして円城寺家で花嫁に贈ると決められているリングを華のために盗み出すよう円城寺は言い渡される。それは尊たちの狙っている“グレース・ケリーの愛したカルティエのダイヤモンドリング”だった。
勝負を始めるも最後円城寺はわざと罠にかかり勝負に負けることに。それは華の幸せを思ってのことであり、わざと負けたのだった。
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