『ペーパーハウス』SEASONS 2
原題La casa de papel.SEASONS 2.
英題MoneyHeist.season2
製作年2017年。 話数9。

シーズン1のから物語は続いています。
むしろ２つのシーズンを区切らんでもシーズン1、シーズン2は上下巻みたいな感じかな。

数人の人質にも逃げられ、徐々に疲労のたまってきた強奪団のメンバー。
リーダー的存在の教授も、ポリスの包囲網が狭まってきており、いつ強盗団のリーダーだとバレてもおかしくない。
そんな緊迫した状況の中、強奪団は造幣局から逃げ出すために動き出す。
果たして、強盗団は大金を持って無事に逃げることができるのか。。。

作中に何度も流れる曲『Bella Ciao』は、メロディ覚えてもた、頭んなかで流れて止まない。
なんでも、この曲は19世紀後半のイタリアの古い田舎の民謡をアレンジしたパルチザン賛歌で、第二次世界大戦中は、ベニート・ムッソリーニに対抗するイタリアのレジスタンスを象徴する曲であったそうです。
反ファシストの賛美歌として世界中で使用されていますが、この曲は自由と厳しい時代を生き抜くためのものやし、現在でも、世界中の抗議活動やレジスタンス活動の場で聞くことがある。
今作品の教授と実行犯たちの思いにもバッチリ合ってる。

扨、今回の感想は、キャラの紹介でかえさせていただきます。

アルバロ・モルテ
役: Sergio Marquina (教授)
ペーパーハウスじゃ最も重要なキャラの一人。
メガネヅラやとオタクくさいけど、メガネをはずすと意外に隠れイケメン。造幣局強盗作戦を指揮する最重要人物。
チェスとかメチャクチャ強いであろうグループの頭脳。

アルバ・フローレス
役: Ágata Jiménez (ナイロビ)
ペーパーハウス劇中では非常に個性的な役どころで、特にシーズン2ではより重要なキャラになる。
シーズン1でも書きましたがスペインドラマ『ロック・アップ／スペイン女子刑務所』は少し前にはまってて、そのドラマじゃサライ・バーガス・デ・ヘスス演じてるのもあり愛着プラスで小生イチオシキャラ。
かなりイカれた女子。

ウルスラ・コルベロ
役: Silene Oliveira (トキオ)
コードネームであるトキオはナイロビに輪をかけたくらいハチャメチャ女子。
キュートなのに視聴者からは嫌われ気味。
映画『レオン』のマチルダ（ナタリー・ポートマン）のキャラに強く影響を受けてる。
リオが好きなのか、気が多いのか自由奔放で可愛く見えたりイライラさせられたり。
映画『勝手にふるえてろ』の拗らせ女子の主人公もこないトコトン突っ張ってたらある意味、野郎からしたら可愛く感じる。

ペドロ・アロンソ
役: Andrés de Fonollosa (ベルリン)
この人はマフィアの映画でもそのまま出演できそうな容姿と声、ただキャラの性格上問題アリで人気なさそうだけど、性根は一本通ってて個人的には好きかな。
彼の背景を知っていくと、また、今作品を見終わったらあながち嫌いなキャラじゃないかな。
強奪犯グループは皆一様にムカつく部分はあるものの憎み切れないキュートさがあるし嵌まっちまう。

ミゲル・エラン
役: Aníbal Cortés (リオ)
クソガキ。
まだまだ、ケツが青いし、足手まといになりがちで問題起こしよるが、それがまた観てる側にハラハラさせるシーンの展開を及ぼすし、捨てがたい。
現代の若者らしくコンピューター関連に強し。
兄貴目線で見れば何とかしてやりたくなる。

ハイメ・ロレンテ
役: Ricardo / Daniel Ramos (デンバー)
かなり甘いマスクかな。
不良気取りながら父ちゃんの命令は大体きくし(スペイン人の気質かな)、根は優しい。
優しい故に問題を作ってまうし、失うものも多いかな。
今作品は失う変わりに、何かを得るってのが多く、云い換えれば何かを得るなら引き換えに何かを捨てなきゃならない断捨離的なシチュエーションが小生を惹き付けるっす。

パコ・トウス
役: Agustín Ramos (モスクワ)
デンバーの実の父ちゃん。
ほんま、みんなの父ちゃん然して物静かやけど、息子のため(自分本位が多々散見されるが)には、身を呈して口をだす、手をだす終いには。。。

ダルコ・ペリック
役: Mirko Dragic (ヘルシンキ)
ベルリンの右腕として活躍する二人いる大男の内の一人、寡黙な犯罪者の役どころ。

ロベルト・ガルシアロイズ
役: (オスロ)
なんか個人的には影の薄い存在って感じた。
物語には結構関わりがあるものの幽霊部員みたいな、ヘルシンキのマブダチ？恋人？。

計9人が実質実行犯(教授は別の場所にて指揮をとる)で、シーズン1から2で数名アクシデントにより退場。
シーズン2では心底からか、否かはわからぬまま寝返りがあったりして主要メンバーの入れ替わりがあったかな。
また、実行犯だけではなく、ポリスや人質にも濃いキャラがいるし、個人的には面白い作品でした。
物語はシーズン1から引き続きで、思ったことは変わらずですし、シーズン1の感想も参考に(シーズン2から観られる人は稀かな。)してくださいね。
区切りがついたシーズン3はどないな展開になるやら。
プリズンブレイクの様に無理やり刑務所渡り歩くみたい、造幣局を渡り歩いてほしくないなぁ。

イライラがさらに増した。笑

ただ、ここまで感情で動かれると
先が読めないので、
展開がたくさんあるからいいやと
途中から割り切りました。

けっこう楽しめたが、
さすがに脱出方法はお粗末過ぎる気が...

完全に一区切りついたが、
こっからどう話が続くのか？？

シーズン3はちょっと観てから
考えよう。

怒涛の展開、目まぐるしく立場がかわる人間関係、どこまで周到で、どこまでハプニング、イレギュラーなのか、、、イライラ、ハラハラしながら観いってしまう面白さ！！教授とラケル警部補のぐちゃぐちゃに絡まりまくる愛憎劇やら、立て籠りの経過ともに変化する犯人と人質の関係性とか、飽きさせない巧妙なストーリーが、とても面白い。相変わらず、こじらせるばかりのトーキョー、、、
ベルリン、モスクワ、オスロ(T_T)
きっちり〆るシーズン2！！どう展開していくのか？まったく予想できないシーズン3に期待感しか、ありません。