たけちゃん

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
今回の幸運を生かせよ!


ガイ・リッチー監督・脚本 1998年製作
製作マシュー・ボーン
主演ニック・モラン、ジェイソン・フレミング


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、10月2日は"元ポリスの"って修飾語も要らないかな……のスティングの誕生日。
スティング、知らないよ~って人は、僕が以前、スチュアート・コープランドの誕生日に取り上げたポリスのライブ版のレビューを読んでみてね。#ポリス を押すと出てきます( •̀ω•́ )و✧

僕はミュージシャンとしてのスティングが好きなんですけど、実は映画出演の履歴もあるのよね。
なんと、大好きガイ・リッチー監督のデビュー作「Lock Stock & Two Smoking Barrels」に出演してるんです。
なら、これをレビューせずに、何をフィルマでレビューしますか!って話しよね~。←いつも映画以外の話が多いのは、どこのどいつだい……アタシダヨ



まずはこちらから←ヤッパリカイ
【スティングさん】
1951年10月2日、イングランドで生まれました。
意外に歳で驚きよね。もう、68歳:(´◦ω◦`):
若いなぁ。
まぁ、20年前の作品だから、当時47歳?

教員養成大学のノーザンブリア大学で学んだ後、小学校の教員になりました。高校教師ではありません(笑)

キンクスやビートルズを聴いて育ち、大学時代には毎夜、地元のジャム・セッションに参加していたというんだから凄い!
だから、教員の仕事よりも音楽が優先。
1976年にスチュアート・コープランドに誘われてポリスを結成。1977年にデビューします。
さっきも書いたけど、ポリスについては、「シンクロニシティー・コンサート」のレビューにまとめたので、そちらを読んでね。僕しかレビューしてないので、直ぐに見つかります(笑)

1984年にポリスは活動停止。
1985年にはソロ活動を始め、その時出したアルバムが、ブランフォード・マルサリスやオマー・ハキムらのジャズマンをフィーチャーした作品で、度肝抜かれました。特に、ライブ・アルバム「ブリング・オン・ザ・ナイト」が死ぬほど素晴らしく、めちゃめちゃ聴きましたよ( ˘ ˘ )ウンウン

ポリスって、ロックにレゲエを融合したことでも知られますが、元々スティングはジャズっぽいバンド出身なので、ベーシストとしても抜群に上手いんです。同期のパンクバンドとはそこが全然違うんですよね。
だから、ジャズマンとのセッションでも問題なく行えるんだなぁ。

また、1999年に出した「ブランニュー・デイ」では、グラミー賞も受賞しています。
シンガーとしてもベーシストとしても作曲家としても一流。凄いよね( ˘ ˘ )ウンウン





さて、映画です。
もちろん、主役はスティングではありません。
主人公はロンドンで暮らす小悪党4人組。

エディ役はニック・モラン
彼が賭けで負けて、4人は窮地に。

トム役はジェイソン・フレミング。
何となくリーダーぽかったけど、ラストは……。

ベーコン役はジェイソン・ステイサム
オープニングのたたき売りシーンが印象的。

ソープ役はデクスター・フレッチャー
デクスター・フレッチャーって、今では監督の方が有名よね。なんてったって「ボヘミアン・ラプソディ」からの「ロケットマン」という監督ですからね(ˆωˆ )フフフ…

そして、今夜の主役スティングが演じるのは、エディの父親JDです。
短い出演シーンでしたが、迫力あったよね( ˘ ˘ )ウンウン


映画は文句なしに面白いよね。
とにかくガイ・リッチーの脚本がよく出来ている。ラストは、なるほどそうなるか!で、実に映画らしい。
あと、賭けのシーンの撮り方はガイ・リッチーっぽかったよね~。他にも印象的な画がいっぱいでした!
才気ほとばしるとはこのこと。
マシンガン撃ちまくるシーンとかは、マシュー・ボーンっぽかったなぁ。「キングスマン」っぽい?「キック・アス」っぽい?これが原点よ!いいよねぇ!
マシュー・ボーンはどの程度、作品の演出に関わってるのか、知りたいよね( ˘ ˘ )ウンウン

でも、この2人のコラボはほんと素晴らしい。
ただ、ロンドンって、こんなに治安悪いのか?と感じちゃって、ビビりました(笑)




最後に、音ネタ💩ウンチクンです!
サントラは手元に無いけど、Wikiにはリストが乗っていました。でも、やっぱり知らない曲が多いんだよね~。
なので、個人的に好きな曲だけの💩ウンチクン!


オープニング、ジェイソン・ステイサムのインチキ露天商が客を集める。そこで流れるのが「Hundred Mile High City」、演奏するのはオーシャン・カラー・シーン(OCS)です。

いや~、超カッコ良い!
僕はOCS大好きなんで、いきなりテンション上がったなぁ。
OCSって、オアシスやブラーに続くブリットポップの流れで出てきたバンドで、デビューは1990年です。
僕はセカンドアルバムの「モーズリー・ショールズ」で知ったんですが、どハマりしました。リード曲の「ザ・リバーボート・ソング」が良くてねぇ。
それに続く3枚目のアルバムが「マーチング・オールレディ」で、そのオープニングトラックが「Hundred Mile High City」でした。
この2枚目と3枚目のアルバムは聴きましたね~。
でも、それ以降は下降していったのが残念。


全く知らないジュニア・マーヴィン(笑)の「Police and Thieves」。マリファナを栽培してる若ものたちの家で流れました。レゲエで呑気な感じでしたね~。


ミスター・ダイナマイトと言われるジェームズ・ブラウンの「The Boss」も流れた!
鳥かご場面のあと、街角に少年が立ってるシーンでかかります。この子はクリスの息子ね。
で、取り立て屋クリスが登場。
ある意味、1番重要人物かも(ˆωˆ )フフフ…


JD's Barで4人が飲んでる。
やった~、スティングの登場。
ここで流れるのが、ダスティ・スプリングフィールドの「Spooky」。
いやぁ、いいですね~「スプーキー」
ダスティのシャーデーみたいな声が好き😘
「Dancing In The Street」やペット・ショップ・ボーイズとのコラボでも知られますね。


エディが賭けで負け、50万ポンドの借金を背負う場面で強烈なリフに導かれ流れるザ・ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」。
ザ・ストゥージズって、イギー・ポップのいたバンドです。と言っても、イギー・ポップは知らない人、多いかなぁ。
デヴィッド・ボウイとの交流なんかもあり、ちょっと作風が似てるんだけど、僕はあんまり好きじゃなかったの。レジェンドなんだけどね。
でも、このバンド時代の曲は聴いてこなくて、今回聴いたらカッコよかったなぁ!すぐ、ベスト盤DLしました\(^o^)/


エディが意を決してハリーの事務者へ行く場面で流れるのは、再びジェームズ・ブラウン。もう一曲「The Pay Back」でした。ここで使われる意味はタイトル通りですね( ¯−¯ )フッ


そして、ストーン・ローゼズの「Fool's Gold」
うわ~、ストーン・ローゼズも使われるのか!
ストーン・ローゼズって、あのオアシスにも影響を与えたと言われるブリティッシュ・ロックの雄。
アルバムは2枚しか出していないのに、その与えた影響は果てしなく大きい。
1989年発表の1stが大ヒット。
この1stのラストナンバーが「Fool's Gold」でした。サイコー\(^o^)/


トムが銃を残していると告げ、仲間になじられる場面で流れるのが「Man Machine」、歌うのはロビー・ウィリアムズ。この人、テイク・ザットのメンバーでしたね。
大ヒットしたソロ2作目のアルバム「I've Been Expecting You」に収録されています!




ということで、やっぱりマシュー・ボーンなのかな。音楽のセレクトが素晴らしくかっこいい。
僕は音楽だけで、スコア4.0超えるよね!
スティングの活躍は見られないけど、映画に文句はありません( •̀ω•́ )و✧
オープンエンドのラストシーンがたまらなく好きな作品です( ˘ ˘ )ウンウン