Jaya

黄色い雄牛の夜のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

黄色い雄牛の夜(1996年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

アシガバート大地震前後のセルダル少年を描いたお話。トルクメニスタンやトルクメン人の風俗は伝わりませんでした。

カメラありきで作為が強過ぎる人物配置が多く、テレビショッピングみたいでした。劇伴の方もかなり感傷的でわざとらしく、ダサかったです…。

地震で全てがぶっ壊されるような構成ですが、地震を都合よく使っている面もあり、深みがなく悲劇的ご都合主義も強く地震のインパクトは殆どありませんでした。破滅的な地震を十分に描き出せているのかはかなり疑問。

前後半の二部構成で、前半のアシガバートの日常風景からして上手く描けているとは思えず、まるでお役人が作ったような理想的人物像に溢れ、何も印象に残らない映画でした。
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