短編映画に初挑戦。1本目からこれは良い映画を引き当てたと同時に、この2分間で何を感じ取ることができるだろうと考えた時、ワクワクが止まらなかった。
今回の映画は、一言で言えば ″自殺″ がテーマだろうか。ニューヨークのとある一室で人生に終わりを告げようとしていたノーマンに、突然現れた死神が様々な死に場所を教えようと2人で旅に出る、、という内容。
まずこの内容を思いつくユーモアが素晴らしく、キャラクターデザインも立っていて良い。少々の捻りも効いていて観ていて本当に心地が良かった。2分なので少しでも内容に触れると先が読めてしまう可能性があるので言えないが、「死神」に対する見方も少し変わるような映画だった。
また凄いのが、この映画のコンテ、キャラクターデザイン等は監督である田村鞠果さん1人で考え、他の資金はクラウドファンディングしたというからまた凄い。田村さんの目標とされている、自分の伝えたいストーリーを形にするというのが、この短い時間で形に、かつ繊細に描かれていて本当に良かった。
しかもこの映画は田村さんが卒業制作したもので、映画芸術科学アカデミーが主催する学生アカデミー賞2021にノミネートする程の快挙であったという。
居場所を見つけることの大切さ。
これをもう一度深く考えてみようと思う。
1度、監督である田村さんのインタビュー記事を読んで欲しいなと思います。
