通りすがりのナポリタン

ONE PIECE FILM REDの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
4.0
なんとシャンクスの娘で歌がAdoというとんでも設定のウタがヒロインのonepiece新作映画!目でも耳でも楽しめる!

音楽の島であるエレジアでは、世界中の人々を魅了する海賊嫌いの歌姫、ウタ(名塚佳織)の初めての観衆を入れてのライブが行われていた。そこにはモンキー・D・ルフィ(田中真弓)率いる麦わら海賊団も訪れており各々楽しんでいた。そんな中、ひょんな事から、ウタとルフィは幼馴染であり、シャンクスの娘であると観衆に知れ渡り、会場が騒然とする・・・

初手のAdoによる新時代から鳥肌立ちまくり笑まるでライブ会場にいるかのような臨場感!ウタという未知のキャラクターの魅力が謎が多い悪魔の実の能力と共に充分に伝わってきた。そして、ウタとルフィが共にシャンクスを思っているという点で特別な関係だという事も伝わり、opの短い間に惹き込まれる。その後、ネタバレを控えるとウタとルフィの間にとんでもない事が起こり、鬱展開に・・・笑是非見て欲しいです!ストーリーはウタの能力がわかるまでは違和感と謎が蔓延っており面白かった。そしてウタの能力と目的がわかってからは怒涛の海軍、海賊、全てを巻き込んだアクションシーン!流石の作画と必殺技を撃ち込んでいくキャラクター達に痺れる。シャンクスの戦いっぷりが見れるのも嬉しい(ワノ国編の後?)そして今作の人と人のすれ違いや優しさの相違が切なく、映画全体に暗さが漂っていた。ラストシーンのなんとも言えないやるせなさが辛い。

ステージの上でも映えるウタのキャラデザインが可愛い!踊って歌うウタちゃんもスタイリッシュでカッコ良い!ルフィの主人公っぷりがやはりかっこいい、そしてその一直線主人公属性を知っている麦わらの一味の後ろは任せとけ感ももはや伝統芸能カッコよすぎる。やっぱり大画面でのバトルはたまらない・・・そして個人的に映画のジンベエは1番かっこいい笑後赤髪海賊団強すぎ笑

onepieceらしく楽しい中にも熱さと切なさがあった。辛い時の逃げ場所も必要なのかもしれない