通りすがりのナポリタン

獄門島の通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
3.7
恐ろしい遺言をめぐって次々と起こる殺人事件に目が離せなかった!

舞台は終戦直後の昭和21年、金田一耕助(石坂浩二)は友人の雨宮からの依頼である獄門島へ島の有力一族の後継者である鬼頭千万太の戦死を伝えるために島に向かう。獄門島には本鬼頭(本家)と分鬼頭(分家)があり、跡目争いが起こってた。しかし、金田一耕助の本当の目的は戦死を伝えるだけではなく、千万太の最後の恐ろしい遺言の為に獄門島へ訪れたのだった・・・

謎が謎を呼ぶ本当に面白いストーリー展開だった!もう目が離せなくて2転3転と犯人候補が変わっていくのが面白かった。登場人物とその人達の役割は難しかったけど、キャラがみんな濃かったのですぐ覚えました笑しかし、ストーリー終盤につれてわかりにくい部分も多くなり1度見ただけでは理解できない部分もあった。映像も綺麗で意味深なカットに移る金田一耕助はかっこよかった。また、ストーリー途中に入るクスッと笑えるシーンも癒される笑そしてなんとも言えない後味の悪いけど切ないラストは私はとても好き

石坂浩二演じる金田一耕助がとにかく可愛い・・・あんな可愛い私立探偵がいても良いんですか??でもあんなポンコツでも良いの?笑でも可愛いから良しまた、あの三姉妹のキャラが濃すぎて不気味で出てきた時にびっくり笑絶対にキーパーソンだと思ってたら案の定キーパーソンで笑ってしまう。

救いがないようなでも清々しいような、また金田一耕助に会いたくなるそんな映画でした。