通りすがりのナポリタン

キャラクターの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
3.7
とにかくセカオワのFukase君がとても良い!可愛い見た目なのにあの破壊力・・・

漫画家のアシスタントである山城圭吾(菅田将暉)は、これで採用されなければ最後にしようと持ち込んだ漫画が絵は上手いがありきたりでダメと言われ漫画家の道を諦める決心をした。アシスタント最後の仕事として、誰が見ても幸せそうな家のスケッチのため夜の住宅街に向かう、そしてとある家に目をつけスケッチをしていると、スケッチをしている家の近所の家から、この家から流れる音楽がうるさいと言われ、代わりに文句を言うために家の中に入る。するとそこには椅子に縛られて滅多刺しにされ死んでいる4人家族がいた。パニックになった山城がふと庭を除くとそこにはピンクの髪の犯人と思われる不思議な男がいた・・・

ストーリーは自分の描いた漫画とおなじような殺人事件が起こるというシンプルなもの、そこに色々な要素が集まった(集まりすぎた笑)面白い構想になっていた!これからどうなるんだろう?!というストーリーの進み方がキャラクター達に合わさりながらスピーディーに進んでいくのも良かった。しかし、色々な謎要素が多くてあまりスッキリしない・・・かなり血飛沫が飛ぶのでそういう描写が好きな人は映像も楽しめる!
また、漫画家の山城と殺人鬼の両角の関係性がちょいブロマンスっぽくて好き笑

両角役のFukaseを見るためにこの映画を見たと言っても良いほどハマり役サイコパスの狂気や執着心が演技に現れていて良かった!両角のスピンオフ作品が見たいです笑また、山城圭吾役の菅田将暉は流石の存在感、また、彼の中にある漫画に対するサイコパスな感情もFukaseと相まって怖さを醸し出していた。

様々な考察のしがいがある今作!また見たいと思わせられる映画でした!