通りすがりのナポリタン

鳥の通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
3.7
ずっと見たかったヒッチコックの鳥!いつもそばにいるなにかが襲ってくる恐怖が伝わってきた。

サンフランシスコの小鳥屋に来たソーシャルライトのメラニー(ティッピ・ヘドレン)は11歳になる妹キャシー(ヴェロニカ・カートライト)のためにボタンインコを探すミッチ(ロッド・テイラー)という男性と出会う。ミッチとの出会いは最悪だったが、次第に惹かれていくメラニー、彼に会いに行くためにボタンインコと共にミッチの家へと向かう、しかし一羽のカモメが突如としてメラニーを襲うのだった・・・

鳥という身近にある存在が牙を向いてくる恐怖!そしてどうしてなのかわからない恐怖が襲ってくるパニックホラー!どんどんと引き込まれました。今でも色褪せないストーリーは面白かった!しかし、登場人物の職業や素性などはわかりにくかった笑(ちょいと昔の映画だから?)不気味な雰囲気は演出で表されていてゾクゾクしました。いつの間にか取手いっぱいになるジャングルジムや絶対外に出ては行けない家など恐ろしいシチュエーションがたくさん笑そして狂っていくメラニーも怖かった・・・

主人公であるメラニー役のティッピ・ヘドレンは美しかった!シリアスなシーンやミッチ役のロッド・テイラーとのお茶目なシーンは可愛くて鳥が襲ってくる映画だということを忘れてしまった笑しかし、鳥に襲われるシーンの人々はトラウマ物!かなり気持ち悪いし当時の映像技術に脱帽

鳥の慢性的な閉鎖感がついに人間に向けられたようなパニックホラーでした!🐦