通りすがりのナポリタン

哭悲/The Sadnessの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
4.0
ぐちゃぐちゃグロテスク最高のスプラッター!
見たいグロ描写がたくさん見られた。

舞台はインフルエンザのようなウイルス、アルヴィンウイルスが発見された台湾、しかし、政府は政治への影響を懸念しウイルスに大規模措置を講じようとしなかった。そんな中ウイルス学者がこのウイルスは内部に狂犬病に近い性質を持っていると訴えるが・・・

終始グロテスクな描写がずっと続く笑痛々しい描写が多かったような気がするのでスプラッター表現が大丈夫な人でもちょっと気持ち悪くなると思う。ただグロテスクな訳ではなくて、ウイルスのせいで人々が狂気に走っている所が本当に気持ち悪い、ストーリーは離れ離れになってしまった彼女と彼氏が再び再開するために狂気の世界を進んでいくというもの、そのストーリーの中にウイルスの危険性がとめどなく溢れていてとても良かった。巷を騒がせた某ウイルスに少し重ねてしまった。ラストシーンは胸糞、それも良かった。

主人公であるカイティン(レジーナ・レイ)と彼氏のジュンジョー(ベラント・チュウ)がとにかく可哀想、この映画の光であるはずの彼らだがとにかく酷い目にあう笑そして行く先々で出会う変態残酷中年サラリーマンや左目ぶっ刺され女性などこれから続く惨劇の具現化みたいな人々は一度見たら忘れられない。

かなりショッキングでかなり胸糞な映画、もしこんな世界になってしまったら私はどう生きようか考えてしまいました笑