いなせなマホ

RRRのいなせなマホのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.8
レビューno.100:

飽き性な俺がレビュー書きをいつまで続けられるか不安だったけれども、100回までこれた。だいたい年100本計算だから。月8本。難しすぎず、かといって、簡単ではない本数だから、映画好きを語ることを許されるレベルではないかと思う。

そして、そんな俺にとって重大な価値のあるのる栄えある100本目が「RRR」はうれしいね。100本目のレビュー作品が批判しまくりたい内容だったら、切なくなるところだった。

インド映画を観たのは、「バーフバリ」の二部作以来だから、この監督以外はほぼ観ていない。と言っても、あと見たのはずいぶん昔に流行った「踊るマハラジャ」くらいなはずだけど。

この映画は観ていて気持ちいい。スカッとするよね。それでいてジワっとくる部分もあり、映画とはかくありなん。と心から思う。何よりも「西洋が正義!」な文化に犯されている中で、ロシアもクソだけど、イギリスも同じようにクソだということを描いてくれているのは、気分爽快だよね。

そして、15ルピーの価値もないインド人の末裔が今やイギリスの首相になっている。歴史とは皮肉だよね。100年前に誰一人としてインド系がイギリスの首相になるなんて考えた人いないと思う。

映画の内容は突っ込もうと思ったら、ツッコミどころ満載だけど、それも含めてエンタメでしょ!!!って振り切っているから、何も不満ないのよ。まるでリアルを描いています!!風にしていながら、矛盾あると腹立つけど、ここまでくると、そんな些細な矛盾点は大事の前の小事だから、全く気にならない。

だって、歩けない奴が急に元気に走って敵と戦っていても、「神になった!!カッコイイ!!」ってなっちゃうんだもん。矛盾なんて気にならない。

素晴らしい映画でした。映画って最高だなー。って3時間も上映時間あったら、トイレ我慢できなくなる年頃だけど、気持ち的に長いと感じなかったからね。でもインターバルが出た時は、インターバルして欲しいなって気持ちもちょっとあった。

こういう映画に女性の描かれが足りないとかいう奴、まじ地獄に落ちて欲しい。そういう映画じゃないだろ。というか、これはBL系映画だろ。

にしても、名前のNTRって俺は違う意味にとってしまう。BL系も面白かったから、次はNTR系も見てみたいと思う俺は、やっぱりおっさんなんだなー。
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