レビューno.109:
アントマン１を観て、なんてくだらない映画なんだと思った記憶がある。だから２は観なかった。でも今回はマーベルフェーズ５の幕開けという話だったから、どうせまたくだらない映画なんだろうなーって思っていたけど、観た。そしたら、そんなにくだらない映画ではなかった。２を観ていないから流れは分からないけど、まじめで壮大なスペクタクル映画だった。
でもですよ。ストーリーとしては、最近こればっかというマルチバースものだけども、マルチバースって楽しいか？？こんな、なんでもありな物語なんて観ていて全然面白くない。100歩譲ってマルチバース映画を作るなら、全然アベンジャーズじゃなくてよくね？？アベンジャーズ否定したらMCUを否定することになるから、アベンジャーズありきになるのもわかるけど、はっきり言って出来た作品は駄作だよね。まじめで壮大なスペクタクル映画なのにアントマンのおふざけを入れるから、悪党がしまらない。こんなダサい悪党いらない。
ただ、時代がこれだけマルチバースを押してくるということは、実際にマルチバースはあるのかもしれない！？という気持ちになってきた。地球が平らではなく、丸いと知った時の衝撃、太陽が回っているのではなく、地球が自転しているという事実を受け入れなければならなかった時のハレーションを考え、宇宙人を小出しにして宇宙人がいてもおかしくないよね！状態にしてきたのと同じように、マルチバースも実際にあってもおかしくないよね状態にしたいのではないかと思えてきた。
そう考えると、可能性って楽しいなーって思える。そうやって楽しむしかない映画。
