レビューNo.116:
眠かった。ひたすら眠くなる映画だった。ただ俺自身が映画を観る前に献血に行って貧血状態だったということも眠くなった原因なのかもしれない。
でさ、この映画でブレンダン・フレイザーがアカデミー賞を取ったけど、すげー違和感があるんだよね。ついでにメイクアップ賞もとったでしょ？
今のハリウッドの流れだと、人種的公平性や性の公平性を高らかにうたっていて、LGBTQ役はLGBTQの人に、原作主演がアジア人なら映画化の際もアジア人を主演に！！！って感じじゃないの？？
ならさ、デブ役はデブにやらせるべきじゃないの？？なんでわざわざ主演者を太らせて、なおかつ特殊メイクする必要性があるの？？アメリカなんて270キロ級のデブ、すぐ見つかるだろ。
名も知れないデブが主役では誰も観ない。という話なら、マイナーな黒人やアジア人が主役でも売れないから白人を主役にするという主張と同じだろ。この作品を褒める人間はLGBTQや黒人の権利は大事だけど、デブには権利がないと思っているのか？？
そして、内容として、このデブ男が肉欲に負けて、嫁と8歳の子供を捨てて男のもとに走った。そしてその恋人は自殺してしまい、ショックで過食になりクソデブになったってだけでしょ。どこにもこの男に感情移入できる場所がない。心の底から自業自得でざまあみろってしか思わなかった。
そして最後は無理やり感動的にもっていこうとしているけど、娘はどう考えても性格の悪いクソ女で、結果たまたま人を救っただけだし、死にそうなデブが立っただけで感動させるなよ。まだクララが立った時の方が感動したわ。
この映画に感動する人はどこに感動するのか直接聞いてみたいものだ。
