Mountain

ヘルドッグスのMountainのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
4.0
暴れ狂う地獄の犬!!

元警官の"兼高"はヤクザ組織へ潜入し、無軌道な組員"室岡"とコンビを組み、秘密裏に課せられた任務を遂行していく…。順調に組織内でのし上がっていく"兼高"だったが、徐々に彼の正体に疑いがかかり始める…!!


〜以下ネタバレありありレビュー〜












邦画のアクションなんて、たかが知れてる…なんて侮るなかれ!!

割と銃撃戦や格闘シーンも見応えがあり、思っていた以上に楽しめました。
個人的には、もっとバイオレンス描写満載でも良かったんじゃないか?とは思いましたけどね…。

アクションシーンでカメラが動きまくるので、何が起こっているのか把握しづらいとこが難点ですかね?まぁ、勢いとテンポを重視した結果でしょうか。

インテリ?系ヤクザを演じたはんにゃの金田さんが、なかなか良い味出してました。闇討ちシーンでは、ドス持って敵対ヤクザをブッ刺したり、なかなかアグレッシブな一面も見せてくれるイカれたキャラ。


物語中盤とクライマックスの舞台となる廃ホテル…。あれ?ここ最近見たな??と思ったら、激烈つまらなかったクソ映画「バイオレンス ・アクション」と同じロケ地でした。なかなか立派な外見のホテルで印象的なんよ。


「インファナル・アフェア」的な、誰が味方で誰が敵か分からない緊張感がたまらんですよね。
フタを開けてみれば、潜入捜査官だらけやないかーい!!なんて思ったりw

松岡茉優さんの妖艶なキャラクター像が見事で、さすがカメレオン女優!と感心しながら観ちゃいました。
そして、動機が象さん保護。
象のためにそこまでするんか〜。


そもそも…!

そもそもですが、主人公は何でこの潜入任務を引き受けたんだっけ?
なんか、そこら辺の描写があっさりしていて、コイツは何の為に頑張ってるんだろう…と思っちまいました。
スーパー強盗の遺族のための復讐は序盤で終わってるのよね…。



とにかく!アクションは見応えありましたし、ヒネリの効いたストーリーもなかなか面白い映画でした。
邦画にしてはなかなかやるじゃねぇか…なんて思っちゃいました。(誰目線)
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