モブキャラだって生きてんだ!!?
オンラインゲーム「フリーシティ」内のモブキャラである銀行員"ガイ"が、理想の女性と出会ったことを機に意思を持ち始め、自由に行動しだした…!?
犯罪行為が横行するVRオープンワールドゲームが舞台。このハチャメチャな世界観はGTAやセインツロウを彷彿させます。
プレイヤー達が暴れ回る中、平然と過ごしているモブキャラ達がシュールで面白い!
ゲーム好きなら思わずニヤけちゃうゲームあるある。
バグって壁に向かってジャンプし続けてるやつとか笑っちゃいます。
ロックマンのロックバスターや、キャプテン・アメリカの盾、ムッキムキのハルクの手など、TVゲームや映画の小ネタが満載。
Potalシリーズでお馴染みのポータルガンみたいなのも登場してたな。
"自分の住む世界が虚構だとしたら…"
このテーマで思い出すのはやはり、「トゥルーマン・ショー」や「マトリックス」、「ダークシティ」などでしょうか?
ゲーム世界と現実の超えられない壁…
切ない恋模様や、ゲームキャラとして自身の存在意義を見出していく主人公の姿には心をうたれました。
基本的にはポップで明るいノリのアクションコメディですが、どこか物悲しさを感じさせる切ないシーンもあり、思いのほか満足できる作品になっていました。
主人公がライアン・レイノルズさんなのも良かったですね。カッコいいけど、いわゆるモブキャラにありがちな平均的なアメリカ人顔って感じw
ゲームの中で、決まりきった定型文しか話さないモブキャラを見ながらたまに"ガイ"を思い出します。
"ガイ"は今日もゲームの中でハッピーに暮らしてるんかなぁ…??
ゲーム好きなら楽しめる映画だし、そうじゃなくても笑えてしんみりできて、なんだかんだハッピーになれる作品でしたね。