サラリーマン岡崎

JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

4.2
初めて、自分も投票をしてできたアイドルグループ。
個人的にも思入れのありすぎる彼らのドキュメンタリーは
ファンであるJAMへのラブレターだった…!

アイドルのドキュメンタリー映画は何本も見てきたけれども、
意外とそこにはファンの存在が介在しない。
どちらかというとアイドルたちの生々しい苦悩にフォーカスを当て、
彼ら彼女たちの頑張りに共感を喚起する。

今作はもちろんその要素も詰め込まれているが、
最終的にはファンの存在を大きく取り上げている。
というのも、デビュー直後にコロナ禍。
ファンとは全く会えない日々が続いていた。
確かにその中でも供給を絶やさずに、ファンとの交流を図ってはいたが、
ファンの前でパフォーマンスをするためにアイドルになったのに、
会えず…そして、やっと昨年末のコンサートが有観客で実施できた。

最後にそのコンサートの映像が流れるが、
はじめに流れるのが「Born To Be Wild」。
挑戦し続ける彼らの姿を歌った曲だ。
そのあと流れるのが「Prologue」。
過去があるから未来があることを歌った曲で、
これまでコロナ禍でファンにも会えず、またメンバーの活動休止などもあり、大変なことが多かったけれども、
それらは、今よりきっと前に進むプロローグ。
そして、そのあと主題歌である「飛べるから」。
ファン=JAMがいたから一緒にこれからも飛んでいけるという歌。
何という選曲の妙…。
でも、これは映画用に編集はされてはいるものの、
彼らの軌跡の中で、曲がリリースされる時点での彼らの思いを体現しているということだ。
そうやって、しっかり彼らのストーリーを体現してくださって、
スタッフの皆様本当にありがとうございます。。。

これからも、応援し続けます!
Go to the TOP!