ましゅー

ハッチング―孵化―のましゅーのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.8
痛飲…二日酔い…分かっちゃいるけどやめられない…。

あ、コロナ感染者数最多更新が続いてるにも関わらず、金曜日はまだ公的な制限がかかってないのをいい事にまたしても複数人数飲み(3週間ぶり、1ヶ月ぶり、7ヶ月ぶりとバラエティに富んだメンツだったんで、それは外すわけにはいかないでしょう😅)を敢行してしまいまして…。
8月の長期夏季休暇を前に、仕事もだいぶ立て込んできたんで憂さ晴らしってのもあったんですけどね😂

二日酔いの翌日、昨日は例によって廃人化していたので、毎週恒例の劇場鑑賞も控え、本日は虎視眈々と機会を伺っている、そんな状況であります。
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そんなわけでますます滞る映画鑑賞post😓
まだまだGWを抜け出せませんが、5/4(水・祝)、水曜サービスデーと祝日との重なりに欲張って、2本連続で観た、1本目が本作です。
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明るめ色調のポスターとは裏腹の『北欧ホラー』との触れ込みに、食指が動かないわけがありません。
ほんの僅かなWEB記事と何人かの方の投稿を原動力に、臨んだその首尾は果たして…
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(以下 公式サイトより抜粋)
誰もが羨む“幸せな家庭”で少女の抑圧された感情が < 卵 > に満ちる時、悪夢は生まれる。
戦慄の北欧イノセントホラー
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無垢な少女のもとで、‘それ’はやがて狂気に姿を変える。そして、生まれたものは一

北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、新体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。
ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた‘それ’は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく・・・。
(以上 引用終わり)
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ふ~む。
美しい…。そして醜い…。
美しさと醜さの同居した、クリーチャー系ホラーですな。

そこに絡める『SNS中毒』とも言うべき、ある意味『毒親』要素と、それに翻弄される少女の精神的均衡が瓦解した時の悲劇。
いや、悲劇というより『解放』…か?
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少女目線で見るか、母親目線で見るか、どちらかによって受け止め方は変わるでしょうね、これは。

私は断然少女目線ですけどね😅
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得体の知れない卵から得体の知れないモノが産まれるという、そこそこ既視感のあるプロットが、上手いこと現代ならではの病理…まで言うと言いすぎかも知れませんが😓

・形骸化した家族関係(幸せ家族と言いながらそれがうわべだけのものである)
・母親の行き過ぎた承認欲求(SNS映えとか、何かしらのステータスばかり求めるとか)

をまぶすことで、普遍的でありながら現代的な、胸糞感・やるせなさ感・憤り、そしてラストの開放感を生み出せているのではないでしょうか。
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グロ・ゴアはほとんどないものの、クリーチャー初期タイプのねっとり感とか、全体を貫く不穏さ・不気味さも、なかなか良い塩梅で好きもの🤣でも合格点を与えられるかと。

更には、主人公の少女がやはり北欧ならではの金髪碧眼の美少女というのがまたポイント高いですよね。
(そういう趣味では全くありませんが😅)
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うん。
これ、私は好きなタイプでしたよ😋
当日の良いスターターになりました😂
ましゅー

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