Tom2022

アイ・アム まきもとのTom2022のレビュー・感想・評価

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)
3.0
阿部サダヲさん主演の映画をさらに見てみました。「まきもと」って、市役所福祉課にある「おみおくり係」で働く、「牧本」さんの事です。

牧本(阿部サダヲ)は、市役所で孤独死された方の手続きなどを担当していますが、それだけでなく、故人の想いに寄り添い、身寄りを調べたり、自費で葬式をあげたりしています。ある日、亡くなった蕪木の身寄りを探すために、彼の友人や知人を訪ね歩き、娘である塔子を見つけ出します。

牧本は、ちょっと個性的で、不器用で周りが見えなくなるタイプです。こういう役をコメディタッチで演じるには、阿部サダヲさんの演技が冴えるなと思います。

この映画は、コメディと言うより真面目な内容です。死や葬儀など扱うのですが、内容が重くならず見やすいのは、彼のコミカルな演技おかげだと思います。

こういう故人の人生を辿るお話はいいですね。どんな人でも、その紐を解けば、人生と言う物語があるわけですよね。こういう亡くなった人の人生の断片情報から、その人の人生を見出す事って素晴らしい事だと思います(これって、仕事として成立しそうだなあ🤔)。

さて、タイトルやパッケージからは、内容を全く想像出来ませんでした。どうして、こんなタイトルになったのでしょうか。牧本のありのままの人生を描きたかったのかもしれませんね。

そして、最後は、ある意味ハッピーエンドに進むのかなと思われましたが、突然、びっくりすることが起きます😰。個人的には、ここまでしなくても良かったんじゃないかなと思いますが、みなさんはどう感じましたでしょうか?
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