「その日、色々ととのった。」

閉店するサウナの最終営業日。女性スタッフに想いを寄せる男、初めてサウナにきた男、熱波師の男。それぞれに事情を抱えた男たちを淡々とユーモラスに描いた作品。

短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season3』の9作品の一つ。

JOYSOUNDみるハコで鑑賞。『ルームロンダリング 』以来。カラオケの休憩時間に短編映画。何が起きる訳でもなく、あらすじが全て。サウナと色恋を絡めないでほしい。意中の女性に会う為に銭湯に通う煩悩塗れの男が「ととのう」を理解出来るわけない。とある台詞「我慢比べじゃないから、恋は」サウナ映画なのに背筋が凍った。なんか松居大吾っぽくない。

早くサウナブーム終われ。“流行り”を悪くは言わない。ただ居心地が悪くなって去る既存ユーザーもいるんです。サウナに限らず、細く長いコンテンツに急に押し寄せられたら「新参が！半年ROMれ！」って思いたくなくても思ってしまう。捻くれてません。都内だとスパラクーアが好きです。

引いて見るとシュール。いろんな感情がこもっていて最後も切なげな雰囲気。

あの松居大悟監督による、とあるサウナを舞台にしたお話…うん、流石にほっこりと温まれる仕上がりになってましたね。

善雄善雄と奥村徹也がいい味を出し、マキタスポーツらのサポートが心憎いが…磯村勇斗は完全に狙ってましたね。

from【MIRRORLIAR FILMS season３】