HATCHET After Days／ハチェット アフターデイズの藤原直樹のネタバレレビュー・内容・結末

前作がホラーファンに人気の痛快スラッシャーだ っただけあり、待望の続編にかなり期待を寄せて いたがなかなか楽しませてくれた。 まず、ロックテイストなオープニングクレジット がカッコいい。 ロックとスラッシャーの相性が良い事を監督は心 得ているのだろう。 前作に負けじとアナログな人体破壊描写にも力が 入っている。 頭部かち割り、胴体真っ二つ、顎引き裂き、股裂 き等々バリエーションに富んだ人体破壊描写にス ラッシャーファンも大満足だろう。 随所に盛り込まれたお色気シーンやブラックユー モアも可笑しい。 切断された頭がまばたきをしたりとホラーファンをニヤリとさせる演出もニクい。 こういった要素が前作の焼き回しにならずに済ん だ要因だろう。

ここまで書くと前作よりもはるかに面白い作品な っているように思うかもしれないが、実際は劣化 の一途を辿ってしまったと言わざる負えない。 まず、前半部分が非常に退屈である。 全編中の約５割は回想シーンやビクター狩りの準 備等で非常にダラダラとしているのだ。 スラッシャー映画にあるまじきことだ。 そしてビクターの出生の秘密が呪いだったとは･･ ･
一気に陳腐な作品となってしまった。