"バーバリー通り467番地…そこは選んではいけない宿だった…"
翌日に控えた就職の面接の為に予約していた民泊施設である一軒家に到着したテス。
ところが、ダブルブッキングにより既に先客が…
キースと名乗る男性に警戒しながらも、他に泊まる手段のないテスは、キースの勧めもあって宿泊する事に…共通の話題で盛り上がり、徐々に打ち解け始めるテスとキース…
翌日、トイレットペーパーのストックを探しに地下室に降りたテスは、地下室の更に奥…その奥の闇を見つけてしまう…
"IT"の製作陣が作成したということもあり、"恐怖"の緩急がそれはそれは素晴らしい民泊ホラー。
話のド真ん中に"バーバリー通り467番地"をどっしり構えつつも、ストーリーの前半と後半、そして繋ぎの中盤と異なるアプローチで"恐怖"更には"胸糞悪さ感"を倍増させるという非常に凝った構成…ホント、よく出来てます。
特にビル・スカルスガルド演じるキースの存在が抜群で、その怪しげな雰囲気は物語の緊張感を高めていきます…流石、ベニー・ワイズ…
ジャスティン・ロングは、安定のペラペラ・ヘラヘラ感で"Mr.タスク"以上にイライラキャラを"ジーパーズ・クリーパーズ"以上の雄叫びで演じていて得点が高いのです。
何故、民泊ホラーである本作の題名が"BARBARIAN"なんだろうか?と考えていましたが、ストーリー展開によって"野蛮人"が意味するものを理解していくという…これまた深い…
本作はスクリーン向けだと思うんですよ、なんで配信オンリーで劇場公開しなかったんでしょうか?売れると思うんだけどな…