みうら

バーバリアンのみうらのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

仕事の面接に民泊を利用しようとした女性テスが家にたどり着くと、既にそこには他の男性キースが宿泊していた。他の宿泊先を探そうにも見つからず仕方なく男性と一緒に泊まることに。その後無事に面接を終えたテスであったが、偶然にもベッドとカメラがある地下室を見つけてしまう。キースに助けを求める中、彼らはさらなる地下室を発見し、そこで恐ろしい者に遭遇する。

その地下室ではかつて家主が、近所に住む女性たちを監禁、暴力行為を行い子を孕ませ、その子供をさらに孕ませるという非道なことが行われていた。家主が変わった後も地下室に住み続け、民泊を利用した人たちを餌食にしていたのではと推測される。

民泊という現代特有のシステムを起点とした話だが、話の根本は、地下室に得体のしれない何かが住み続けていたというものであり、民泊の話はそれ以上出てこない。新しい着眼点だと思うので、個人的にはもう少し民泊を利用した話がほしかった。

女を食い物としてきた男の末期が因果応報として、今の家主も最期を迎えるという点は面白かった。

気の狂った娘が民泊者を子供として育てるシーンはなかなか気持ち悪くて素晴らしいが、子供を守り抜くという健気な一面を見せるのであれば、もう少しその内面がわかるシーンも欲しかった。

でもあまりてんこもり過ぎると逆につまらなくなるから、これでよいのか。
みうら

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