時計じかけのオレンジのみうらのレビュー・感想・評価

超暴力と性の日常を送っていた青年が殺人で囚人として生活する中で、最新の治療を受けることによって暴力と性に吐き気を感じるようになってしまう。自身の侵した罪によって元の生活に戻れなくなるが、政治的な陰謀に加担することによって再び凶暴な自分を取り戻す話。

生まれ持った凶暴的かつ残忍な人の性は、社会のために変えなければならないのか。強制的に変えることが非人道的であるならば、やはりそのままにしておくべきなのか。

宗教的であり、不条理感もある映画である。