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イチケイのカラスのbluemomday0105のレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.8
ドラマ見てないのにたまたま空いた時間に見に行ったこの作品。今年初映画館鑑賞でした。ミリしらの割に結構楽しめた。

船の沈没、遺族による傷害事件、衝突によるムチウチの訴訟、健康被害からの公害訴訟。要素多すぎでは?思ってたけど終盤全部繋がったのには「おお…」となった。
法律は万能じゃないし正義が必ずしも正しいわけじゃないけど、どんな人間にも掲げる権利がある「正義」を支えるのが法律のあり方かもしれない。

竹野内豊、ビーチボーイズで一世を風靡した時代を知ってるからこんな戦場カメラマンみたいになって…と驚きつつも、真面目ちゃんの黒木華とのコンビが対照的で楽しい。黒木華出てる邦画への信頼感は謎にある。

しかし人権派弁護士役の斎藤工、あれは恋に落ちる。青春らしいことしてこなかったであろう坂間さん(黒木華)に訪れた青春だ…。予告だと入間みちお(竹野内豊)と向井理演じる防衛大臣(多分清和会所属)の対決感あったけど、月本弁護士に恋する2時間や。

チョイ役と思ってた八木勇征の和菓子屋さんがめっちゃ田舎の闇を抱えてたのが結構くる。特にラストの描写と併せると。
斎藤工とロケ地のせいで、どことなくハイローを感じてしまったのは私だけか。

出演者が豪華で顔面偏差値が高すぎるのが逆に持て余し気味ではありました。田中みな実があの役とか思わんやん…
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