大昔に漫画で読んだだけで特に思い入れのない状態で観に行きましたが（誕生日クーポンがあったから）、予想以上に面白かった！
何より映像も作画も音楽も、監督を務めた井上雄彦氏の思いがギューっと詰まっていて、｢絶対妥協したものを作りたくない｣という思いがビシビシ伝わった。映画館のサウンドシステムを活用した音響で鳴らされるThe Birthdayのオープニング曲と、まさにロックバンドの如き佇まいで現れる線描の湘北メンバーで既に掴まれた。（余談ですがThe Birthdayが関わってることを知らなかったので、この10-FEET）
自分はちゃんと追ってなかったしバスケも詳しくないけど、Bリーグ見に行ったときPGの選手についつい目が行って（サッカーでもテクニックある小兵ドリブラーやパサーが好きなので）そういえばPGを知ったのは宮城リョータだったな…と気づいた経緯があったので、宮城リョータ視点のストーリーは興味深かった。彩子さんべた惚れしてたりょーちんがこんな過去を抱えていたとは！
あの時は小さな子供だったのに、いつしか憧れのお兄ちゃんよりも歳上になり体も大きくなってた描写がぐっとくる。子供はすぐに大人に近づく。
ちゅうか花道の声が木村昴と知らなかった！意外と器用だな…
