三次元からきたブロンディ

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けの三次元からきたブロンディのレビュー・感想・評価

4.4
記録

大物プロデューサーハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行の真相を探るために二人の女性記者がその真相を追うスクープサスペンス。所々に漂う『大統領の陰謀』と『スポットライト 世紀のスクープ』を思わせる部分があり、またロブ・ライナーが手掛けた『記者たち 衝撃と畏怖の真実』の部分も思わせる。そしてカットの撮り方と主人公二人の身長の高低差が正に『大統領の陰謀』を彷彿とさせる。これは女性版『大統領の陰謀』と云って良いだろう。

しかし本作とあの映画が相違なる点は家族の有無とその生活ぶり、それからアナログからデジタルへの移り変わりなどそういう点を観ていくと本作は時代への転換期となった作品だと感じ取られる。MIRAMAXの映画は素晴らしい作品が数多く存在するが、但しワインスタインが行った事は許されるものではなくこれは映画史上の黒歴史だ!
そしてトランプも許されるべきではない!

また一つスクープサスペンス映画の傑作が増えた!