このレビューはネタバレを含みます
『アステロイド・シティ』鑑賞
荒野に佇む小さな町アステロイド・シティ。そこで開催されるジュニア宇宙科学賞の祭典に集まった人々の群像劇。
ウェス・アンダーソン特有の間と独創的な世界観は全く変わっておらず、アンダーソンは死ぬまで自分の世界観は貫き通すのだろうと強く感じ取った。
ただ私個人としてはこのアンダーソンの独特な世界観は好きで、何か魅了されてしまう。TL上では「退屈」だったという意見も多かったが、私はそんなに退屈しなかったし、またクスッと笑ってしまう場面もあるので、かなりとまでは行かないが、意外と好きな作品だった。
本作はウェスタン×SFを合わせた作品なので、そのジャンルの作品のオマージュが幾つもあったかもしれない。一番はスティーブン・スピルバーグの『未知との遭遇』だろう。
本作も豪華絢爛なキャストが魅了させ、キャスト陣も皆良かった。それとウィレム・デフォーとマーゴット・ロビーはここで出てくるのかと驚いたりとはしたが…
本作の筋となる中身はこれは演劇であり、司会者を演じるブライアン・クランストンが狂言回しの様に物語を進行させる。
本作は嵌る人は嵌るのではないかと思う。私の個人的にはオススメしたい作品だ!