このレビューはネタバレを含みます
記録
あのバービー人形を実写化として映像化した作品。
スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』から始まるプロローグは面白く、序盤まではバービーの「死生観」を表現されていたので、そこまでは良かった。
しかし中盤以降の人間界の場面では段々女性社会への主張が激しくなり、そして台詞も説明台詞になってしまい、どこか説教臭くなってしまって、そこが残念だった。
フェミニズムは今の現代社会の中で大切なものなのは理解は出来るが、矢張り映画は娯楽=エンターテイメントなので、台詞で説教する場ではなく、矢張り観客を如何に楽しめるのかが重要である。
男性社会と女性社会や男尊女卑や女尊男卑と言われる時代だが、ただ私的には映画にはそういう部分を描いてほしくないのが、唯一の願いである。
場面にも『2001年宇宙の旅』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『天国から来たチャンピオン』などの映画オマージュ、物語としては『ピノキオ』と『トイ・ストーリー』を掛け合わせた作品ではあるのだが、人にオススメするかというと万人にはオススメ出来ない作品の一つとなるかもしれない。
本作は多分色々と賛否が分かれる作品だと思われる。