三次元からきたブロンディ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの三次元からきたブロンディのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

記録

任天堂とユニバーサルが『スーパーマリオブラザーズ』をアニメ映画化。あるサイトでは評論家の評価は低く見られがちだったが、私としてはこれは評価すべき作品。ゲームをプレイして来た人間としては本作はゲームの再現度が完璧であり、劇場で実際にマリオのゲームをプレイしている感覚になった。各ゲーム作品のオマージュが多くあり、任天堂総出の作品でもあった。

また音楽はゲームだけではなく何曲か洋楽もAC/DCやそれと『新・仁義なき戦い』と『キル・ビルシリーズ』の布袋寅泰のあの曲も流れる。その洋楽の中でまたあの曲が流れ、あの曲は最近映画でよく聴いている様な気がした(その曲は学園ラグビードラマで使用されたあの曲でもある)。そしてこれは絶対に続編は作られると思われる。そう''あいつ''がいないから。

但し本作はゲームをプレイしていたかしてないかで評価が別れそうな気が思われるし、50代後半〜60代以上の中高年はどう観るかが気になる。

あとこれは余談だが、マリオとルイージ兄弟の名前の元ネタであるアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作『恐怖の報酬』(53)の場面オマージュがあるかと予想されていたが、結局その部分は無かった。しかし本作は満点と行くぐらい大娯楽アニメ映画なので、オススメの作品の一つだ!