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海はふりむかないのHKのレビュー・感想・評価

海はふりむかない(1969年製作の映画)
3.5
西郷輝彦・尾崎奈々による青春映画。

母親が松竹の青春映画が好きで、この映画のことを薦めて来たので見てみた。

内容は、お兄ちゃんが捨てた恋人(尾崎奈々)に弟の西郷輝彦が一目ぼれしてお兄ちゃんと寄り戻させようとする。その過程で尾崎奈々も好きになり晴れて結婚と思いきや、尾崎奈々白血病で死亡という悲恋な映画である。

尾崎奈々のお兄さん役で、僕らのヒーローウルトラセブンのモロボシダンを演じた森次晃嗣さん。この映画だとちょっと子供っぽい可愛いお兄さん役でしたよ。

あと個人的には、尾崎奈々より、社長令嬢の人のほうが個人的にはタイプかな。大人な雰囲気な感じがして。

あと、大体こういう悲恋ものって、「恋空」でもそうなんだけど死ぬ間際を物凄く湿っぽく描いてお涙頂戴に走っちゃうところが気に食わないんだけど、この映画って、病気にかかってからすぐお墓のシーンに入るから物凄くあっさりしているんですよね。だから悲恋ものなのに最後はあっけらかんとして終わるから、却って後に残らずすっきりする内容であると思った。

この頃の松竹の映画って、森田健作とかが丁度青春映画に大量に出てた年だからそういう系統の映画もっと見たいんだけど、中々TSUTAYAにも置いておらず、Amazonでも出品してないからもう見れないのかな~と残念に思ったり。

だからこそね。松竹さん。こういう系統の映画をもうちょっとDVD化してくださいオナシャス。60年代後半のこういう映画が古臭いのと新しい作風の中間っぽくて、そういうものが溢れていた作品をもっと見てみたいな~と思ったりしてます。

とにかくこういう作品を見れて良かったと思います。呉市は当時本当に綺麗ね。
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