クラフトマンパンダ

湯道のクラフトマンパンダのネタバレレビュー・内容・結末

湯道(2023年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

そろそろRespectシリーズの続きを早々にレビューしたいと思ってますが その前に
一作 季節感が合ってる今作を、。


温泉♨️がめちゃくちゃ好きで日本中の
代表的な温泉から寂れた穴場や行くのも困難な秘湯も出来うる限り多くの湯に訪れたいと思っているので、ただ単純に【湯道】
というタイトルだけで鑑賞した今作。


率直な感想は 、、、、だいぶ微妙な
古びた銭湯を核(ワード)にしたノスタルジックヒューマンコメディの出来損な...🤐
いや、郷愁風味のヒューマンタッチ エンタメ作品でしたね

実力派キャストの方々の演技は勿論良かったんですが、ストーリーが通して薄っぺらい感は否めないし、個々の状況設定もあまりにもありきたり過ぎると思う。

橋本環奈は都会でクリエイティブ系の仕事に疑問を感じて京都(かな?)の銭湯に転がりこんできたとか、生田斗真も実力は有りながらもビジネスに困窮して、父親の葬儀にも帰らなかったのに、突然 見限って出て行った実家の銭湯を売却しようと戻ってくるなど、、

そんな兄とは距離を置き、古びた銭湯を懸命に守って経営を維持し続けている濱田岳演じる弟がいとも簡単に兄弟の絆が戻るところとか、銭湯を訪れる客がいつも同じキャストのみなどリアリティがなさすぎで
安っぽいホームドラマに仕上がっていて、何故この作品をわざわざ作ろうと思ったのかわからない。

それに湯道を説く的なシーンも全然ストーリーとマッチしてなくとってつけた感じが更に安っぽい感じに拍車をかけていて、
コメディにしろ、人間ドラマにしろ、風呂の良さを伝えるにしろ全てが中途半端に感じて私見ではありますが見終えた感想は何も残りませんでした。

エンドロールでキャストの方々が坂本九さんの『上を向いて歩こう』を次々に歌唱しているラストはなんか悪くなかったです。

それでスコアも0.6上げました。
正直2.6にしたかったってのもあります