クラフトマンパンダ

スリーパーズのクラフトマンパンダのレビュー・感想・評価

スリーパーズ(1996年製作の映画)
4.3
1997年4月 日本公開の本作。

当時、Brad Pittの大ブレイク後の
人気絶頂期で本作は当然注目されており
当時も絶対に観た筈なのだが、当時は
100万都市圏の大規模サロンで仕事に忙殺されていて鑑賞の記憶が抹消されており、クライム系のヒューマンドラマだった位しか覚えてなかったが他の作品を探していた際に目に入り27年振りに鑑賞。

あらすじは、、

🇺🇸1960年代末期、当時アメリカ大陸で
もっとも危険地域だったヘルズ・キッチン
(現在は高級エリア)の幼馴染の シェイクス, マイケル, ジョン, トミー の4人組。
所謂 悪ガキ達ではあるが、昔は悪かった
人格者のボビー神父をはじめ地元の大人達の愛情には恵まれて根は純粋な思春期の少年たちなのだが、ある夏の日 度が過ぎた悪戯のせいで老人に瀕死の重傷を負わせ神父の尽力で刑は軽くなったものの少年院への収容は免れず収監されるのだがそこはヘルズ・キッチンの大人達とは違い鬼畜の変質者たちが権力を持って収監された少年たちへの暴力、性的暴行が蔓延る温床であり、
彼等の地獄の日々が始まる。

それから14年後、、、

絆は無くなってはいないが皆、過去の傷は封印したままそれぞれの状況は大きく変わっていたがそこから4人が過去と向き合うこととなる事件が起きる。

一応、実話ベースの話のストーリーで
ざっくりいうと過去の悪夢に決着をつける
復讐劇であり4人➕4人の良き理解者であり多分、内3人にとっては好意を持っていたであろう紅一点のキャロル(Minnie Driver)5人の絆のドラマだった。


綺麗事では済まない内容だったし、
この作品の真髄に対する評価は
賛否両論だけれども、根が単純な
自分は復讐を終えたあと最後に5人が揃って昔に戻っていたあの場面は感動なんて言葉では片付けられない感情が湧き上がって
ヤバかったです。

本作は主演級の名優が揃い踏みで悪ガキ4人組は勿論、脇を固めるキャストも皆良かったし、一昨年から再鑑賞含め90年代に制作された作品を観てきた中でストーリー的に気になることや理解し難い部分がないわけではないがそれを踏まえても最も良かったうちの一作だった。

特に今作でも脇を固めた中でも核だったボビー神父を演じた、名優といえば自分は真っ先に頭に浮かぶ人であり、現役のレジェンドと言って異論のある人はいないであろうロバート・デ・ニーロに痺れた。最高にカッコいい。ああなりたいです 笑

劇中でもほぼ紅一点のミニー・ドライヴァーも可愛かった‼️


        24' 2月7日 20時30分