熊本県阿蘇地方の豊かな自然に癒される。
主人公の写真家がパワハラ報道により、故郷である熊本へ帰省する。
阿蘇の野焼きという壮大な映像を観ながら、様々な感情を想像しながら鑑賞させて頂いた。短編の為、細かく説明という描写がないのでその分考えさせられた。熊本地震という未曾有の大災害の際に、友人の死から目を背けたことや今回の件に関して、家族や友人の姉妹との会話を通じて、本人なりにまた進む決意をする。
人間は弱い。東京でやりたいことをやる強い決意を持った人間でも、逃げ出したくなることがある。昨今の情勢をみても、叩かれる人にも裏側というかドラマや感情があり、家族がいる。改めて現代において伝える側にも、それを見て判断する人にも責任がある。どこかに受け皿があってもいい。家族や友人、恋人、故郷、どんなことがあっても受け皿がある、受け入れてくれる存在があるのは大きい。
そんな人の温かみを感じ、野焼きがまた立ち上がる『主人公』や『熊本』を表現しているような、暖かい映画でした。

1Fスクリーン「Morcウエ」にて上映
※全席指定席
3/15(金)〜3/21(木) 19:00-19:30

よく言えばお手本、悪く言えば教科書通りな演出？主人公の設定の出し方がうまい。主人公の変わるきっかけがあったはずなんだけど一点なのか積み重ねなのか読み取れなかった、、