この日々が凪いだらの作品情報・感想・評価

「この日々が凪いだら」に投稿された感想・評価

BONNA

BONNAの感想・評価

1.0
短編の『なみぎわ』とセットで鑑賞。
結論を先に述べますと、私には合わなかったです。将来に対してくよくよ悩む日々を通り越してしまったせいか、はたまた精度の高いドキュメンタリー作品と併せて観たのがいけなかったのか。

微妙なところを挙げるとキリがないので、まずは良かった点を先に挙げます。
・羊文学の曲
・さざなみの音
・港町の景色

これはちょっと……という点。
・登場人物がそこそこいるが、あまり会話のキャッチボールが出来ていない。と言うより、登場人物のキャラ付けが薄い。結局60代のじいちゃんが撥ねられ役オンリーだったの可哀想。
・話の展開が割と唐突。いやそこでライブ行こうぜとか言われても。
・主人公は女性の方かと思っていたが、実は男性の方だった。
・そしてこの男性主人公。基本的にコミュ障なのか、人の話を遮ったり突然自分の話にすり替えたりする。
・かと思っていたら、ラストにかけて他キャラまでなんだか人の話を聞かなくなるし、突然ポエムみたいなことを言い始める。どうした、みんな。

気になる点。
・他の方も指摘されていた、父ちゃんの通帳の残高。むしろ負債を継ぐ可能性があるのでは。
・基本的に退去費用は大家がもつよ。この場合。
・基本的に取り立て屋は裁判沙汰を嫌うから、あんま露骨に殴らないと思うよ。多分だけど。
・(短編のみ)結局市役所のおっさんは何しに来たんだ。

もう本当にストレートに言いますが、普段他人とコミュニケーションを取ることが苦手な方が作った感ある作品です。この話の根幹が、ラストの男性主人公の叫びにあるとしても、そこまでの話の運びがあまりに主人公目線の展開過ぎる。
もしや、監督さん自身がこの男性主人公に感情を入れ過ぎた結果、こうなったのかな……とまで思ってしまった。

ワーストとは言いません。
繰り返し言いますが、私には合わなかった、というだけのことです。

このレビューはネタバレを含みます

「この日々に凪いだら」、短編「なみぎわ」、羊文学MV、瀬戸かほさんと常間監督の舞台挨拶。

【感想】
「個人的に合わない」
・気になったところがいくつかある。
まずコンビニに出かける双葉(ま、嘘だけどね)のあと、大翔がしょうゆなのかソースなのか分からない容器を持つところ。そのあとなぜかちょっとクローズアップするところ。
次に父親が亡くなったことに対して大翔がなぜあそこまで悲しんでいたのか。過去に大翔は父親に殴られ、家族と絶交し、故郷を離れているくらい父親は憎い存在だったのに。個人的には双葉が父親の通帳を渡して、大翔が通帳の中身を見たときに、仮に父親が大翔に遺産相続をしているとして、将来の大翔が苦労しないようにと返済を完了あるいは想像以上に遺産を貯めていたいたのではと思った。しかも最後に「これからも双葉と付き合う」的なことを言っているのは貯めていた場合だと大翔の自信の表れだと思う。それ以外だと分からないし、普通に考えて借金まみれだろ。
それと短編「なみぎわ」を観ていないとほとんどの人はそんなこと想像できないと思う。見識を広げるために短編を観なきゃいけないところとか非常に面倒くさい。
また身近な人の死(大翔の職場をやめたおじさんの自殺)に対してにやけている仕事仲間の不謹慎さに大翔は叱っていたため、死に対する悲しみを感じやすくなったのではと思った。
・個人的に好きなところがある。
葬式にて、双葉が「火葬されると煙突から煙が出て、最後違う色になるらしいの。それは天国へ向かっていると聞いたことがあって…。で、この建物煙突がないから天国へ行けるのかなって…」とかそんな感じのこと言っていたら、大翔が「よく喋るなぁ(怒)」とキレていたところ。きっと双葉はどんよりした空気を対処するために盛り上げようと努力してたんだよね。双葉は本当に優しい女性だ。
・個人的に大翔の心情を汲み取るのが難しいと思った。
大翔が父親のことを話す基準。なぜ双葉には話さないのに不謹慎な態度をとった仕事仲間には話せるんだよ。
他にも双葉と大翔の喧嘩。家の引っ越しが決まり金銭的な問題で悩んでいた双葉が給料の低い花屋をやめて、社員として働きたいと大翔に言ったら、「やりたいことじゃなかったの?」とか言って怒っていたところ。なんか情緒不安定だね大翔って。あと家族が目標じゃなかったら双葉と恋人として同棲する意味ある?
・正直BGMいらない。
ネットカフェに行くときに流れる太鼓叩いた感じの謎のBGMとか正直鬱陶しく感じた。
毎日同じ内容の仕事をして。給料も安い。

同棲してる彼女を本当に好きなのか、読み取れない感情で毎日の繰り返し。
あることがきっかけで、少しずつ生活のリズムが変わってく。

最後のさいごで泣けた。

本当に良かった。

羊文学の音楽が良かった。
DrYOUKI

DrYOUKIの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

もやもやした気持ち。変化での気付き。

人物の思考が、少し幼稚で子どもっぽい印象を受けた。二十歳前後の設定ならしっくりきたかも。

登場人物が多いこともあり、どうしても深掘りはしにくい。共感はテーマ次第で難しいこともあるけど、推せるキャラもいなかったな...
dio

dioの感想・評価

5.0
一つ一つのシーンが考えさせられる。
その考えさせてくれる時間というのか間が程よく用意されていて、キャスティングも人柄がしっかりとあらわれるようなキャスティングで心に沁みる映画。

自分とどこか重なる役が絶対にいるのでは?色んな役の視点で見ると物事の考え方が変わる気がする。

そんな気持ちで何度もリピートして観たい。
観て参りました~。と言っても結構前です。観に行った前の週に監督さんと主演の方が舞台挨拶で来てたそうで。
感想は...う~ん。なんか空っぽな感じがしました。ってのが正直な感想ですが、観た直後にtweetしたら監督と公式さんからいいね来てしまってホントに申し訳なくなりました。その心の広さに感服いたしまして、常間監督のファンになっちゃいそうです。すいませんでした。

内容は「1組のカップルが今後について考えていく話」ですかね。めっちゃざっくりですが。彼女の方が結婚を見据えてるけど、彼氏の方はとくに考えておらず...その間に彼氏の方の家族の事やら色々あって...っていう感じ。

ん~、雰囲気は良かったです。観てて退屈だな~とは思いませんでした。けど、観終わった後に何も思わなかったというか...なんだったんだろ?という気持ちにはなりました。

個人的には全く結婚考えてないのに一緒に居る意味がわからんかったです。それなら一人の方が楽じゃない?何で一緒に居るの?って。お互いが同じ気持ちならいいですけども。ラストも希望のある感じでしたが、どうでしょう?また同じ事になりそうな予感はしました。

以下、細かいこと

主演のサトウさん。札幌出身だそうなので、頑張って下さい。あ、藤原さんも札幌出身でした。

瀬戸かほさん良かったです。凄くいい彼女でしたね。ファンになりました。

この映画に出演してる人で一番有名なのってもしかして山之内すず?(笑)何で出てたのでしょう...。

最後に、監督さんと公式さんすいませんでした。もし次回作を撮るなら必ず映画館に観に行くので許してください!!
miyabi

miyabiの感想・評価

3.0
ここに 出てくる 若者達、何か みんな 世間に 甘えてる?生活にも 仕事にも 行動にも。

昔、父親が 何を したのか?
多分、暴力?
そして 絶縁。
それでも、たった6年後、息子に 会いに来て 会えずに 彼女に 元気にやってるか と聞いて 、嬉しくて。そして、通帳。全然、見なかったな。
せきも

せきもの感想・評価

3.8
たった一言だけど、その一言に救われる事って確かにあって、
ラストシーンのひと言がぐっと来た映画。
うまくいかなくて不安で、そもそも不安定で、そんな状況を自分と重ねて。
ちょっとでも救いになる何かがあればいいのにな…なんて思いながら観て。

最後ちゃんと救われる。壮大じゃない、静かだけど、じんわり沁みるラストシーン。

良かったなぁ。ってのと、自分にもこんな風に救われる瞬間来ないかな…って思いながら観終えました。
雰囲気が良かった。
逆にいうと雰囲気だけが良かった。

羊文学の楽曲が使われているので、「宇都宮ヒカリ座」にて鑑賞した。開始30分近くは貸切。なぜか途中で一名入ってきた。

物語の主題があるようでないようであるようで。私は割とプー太郎なのでストレスにならなかったが、真面目な女性が見たら色々としっかりしろよと言いたくなるの間違いなし。
・死とそれに対する後悔
→2度の後悔を通じて人と向き合う
・意図的だと思うが、余白が多い
・音楽が物語上の転換と繋がり効果的
・遺骨を持ってバスに乗った主人公(死の象徴)vs前の席で騒いでいる学生(生の象徴)
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