たき

神回のたきのレビュー・感想・評価

神回(2023年製作の映画)
3.0
タイムループモノ大好き。

しかもアオハルかよ。学校とタイムループとの親和性はハンパないですからね。しかも夏休み。教室にふたりきり。
正直足元からパンされて大写しになるヒロインさんの顔面は若干内角低めを外れるボール気味だったりもするわけですが(大失礼)、知ってます。とかなんとかゆうていつのまにかかわいくて仕方がなくなったりしてキュンキュン不可避なわけですよねヒューヒュー。

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

夏の学校の5分間に閉じ込められたアオハルは、なんともグロテスクな代物でありましたな。うん、知ってた。
なりたいものになれない、鬱屈したモラトリアムの嫌な部分を凝縮して見せられた感じ。そのグロさはきっと、同族嫌悪であり、共感性羞恥でもあるのでしょうな、たぶん。すさまじかったです。(ほめてます)

あ、でも、やっぱりヒロインさんのことは、ループを繰り返すごとにいつのまにかとんでもなくかわいさ炸裂待ったナシになりましたいつものことながら。
だからこそ中盤でのあの展開が(自粛)

ひとは、夢をみなければ生きていけない。
見失ってはだめだし、ましてや現実逃避など言語道断。
叶えて現実のものにするか。
破れて現実を受け入れるか。
生き抜くことそれすなわち、夢を終わらせるってことなんでしょうな。
たき

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