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その夜
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『その夜』に投稿された感想・評価

temo
3.8
TIFFで観た4作品のうちでは1番好き。
デモ後の香港の夜の様子。
ラストの歌がとても良かった。
Omizu
4.0
【第78回ヴェネツィア映画祭 アウト・オブ・コンペティション】
ツァイ・ミンリャン監督の短編ドキュメンタリー。東京国際映画祭で上映予定だけど行けなさそうなのでMUBIで鑑賞。

最近は実験映画に完全にいってしまった、かにみえて『日子』という傑作をつくってくれたりと鬼才の名に恥じないツァイ・ミンリャン。本作も固定カメラで銅鑼湾の街外れをただ映しただけの実験的作品ではある。

しかしそこに香港民主化デモの痕跡が浮かび上がってきたり、なによりミンリャンの映像の力が半端ではない。ミンリャンは何も変化がないように見えてしっかりと興味深い動き、ドラマを切り取っている。車を捕まえようとするが全然捕まらないおばちゃんたち、車道を容赦なく横切る歩行者たち…

原題は「良夜不能留」、つまり「美しい夜は留めることができない」という意味。最後の歌からとられているが、ミンリャンが香港、ひいては民主化デモにどのような心境を寄せているかは明白だろう。
✔『その夜』(3.7p)『月と樹』(3.6p)『光』(3.5p)『秋日』(3.0p)▶️▶️

 蔡が動の作風から静に大きく変わったのは、やはり商業映画引退を宣言した『郊遊』からだろうが、それまでのまさに映画·それを超えた稚戯満載·拡張無限と同じに、惹きつける力は、如何に仕掛けなし·穏やかな作風の作品群にもある。打ち消しても消し果せない、なまめかしい得難い力が形を変え、より周到に潜んでるせいだろうか。確かに未だにブレッソンやレネらとは対極の位置にある気がし、現にこの短編集一時間半は、近年のアカデミー作品賞受賞作数本連続上映をやっても届かない、張り詰めた澱み渦巻くものを外形と併さって、感じさせ、上位にある。
 『その夜』。掲示板か、その一面が捉えられ、貼り紙が剥がされた糊跡が限りなく重なり合っても残ってて、元が殆ど見えない位の、激しさ·荒廃を感じるカット。次いで夜の車道に面した舗道の退いた図に変わる。以下、全て特に作為のない固定カット長め中心。バックが長く大きな描き物ポスターめだったり、中華そば屋らの並びだったりし、タクシーを捕まえようとする人ら、カメラ近くを車が過ぎる車道へ飛び出て横切ろうとしてる人ら、列になったり、人の増減はあるが、深夜に向け、徐々に減ってくる。また、同じ場を角度を変えて、連ねて撮る事も。そして、その対象が透明板らに囲われた歩道橋になってくる。微かに女声でハミングが聴こえる気がする。そして一挙その中の通路をやや寄りめに縦に捉えた図に入る。無人でもう入り来る気配もなく、気だるくしがない女歌手の恋の歌が被さってくる。そして、冒頭のに近い、貼り糊跡で埋ったかだの透明板のカットに。やがてそれが俯瞰めにも捉えられてくると、まさに歩道橋を囲むものの一区画で、糊が着いてない隙間から下を走る車らが見えてくる。「2019年、香港…」の字幕が入り、作為のない·感性に任せて撮ったのが、時代の緊張·騒乱跡·退廃へ流れを、正に向き合い·同調してく清廉さで、写し出している。
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 その前の、『月と樹』は、病や高齢で表舞台からは退いた、歌手や老俳優のあり様の粘り腰や威容を、僅かのパン·ティルト、3~4段寄りりや角度変を加えて、それで特異な環境や造形美の、ナチュラルを超越した圧倒的空間と時間·人の存在感を作り上げてる。23歳で下半身不随となり老境を迎えんとしてる人気歌手の不屈というのか·不可能なというのか、若いメイドを使っての、賢明のリハビリや変わらぬ食事やメイク·歌唱練習の様子を粘っこい迄の磁力が前半。独自の揺るがぬ存在感の老人(後の字幕によると名優らしい)が、ひとり旧い建造物の中や美しいよりも圧倒的な太い幹と長い柳状を持つ庭林を歩き見詰める姿を、角度やサイズをかなりダイナミックに、しかし無理なく繋げてゆき、カメラの僅かの動きよりそれが優先してるいつしか力業の後半。これ程内面からでなく、説明少の人間の日課的日常から、くっきり迫ってくるものが現る作も稀だ。
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 またその前の『光』は、人間は皆無で、中山堂というかなり歴史ある煉瓦造りの文化的建築物を、朝の陽光の、量と動き·当たる箇所の拡がりらの自然と時間経過と絡め、施設の外景から内部へ、或いはそれらに嵌め込みの大きめ特異形の窓硝子らとその表面写り込みや抜け見える(対棟捉える)図らを加え、順次重ねられてゆく。退き図やフィックスが中心だが、途中から構内階段面のの寄りや·構内をパースペクティブ繋がりで捉えてく退き移動らも入ってくる。ラストは壁の少年らと水牛らをティルト·パンでのまさぐりめのレリーフで括られる。人間の造った不動の畏敬品が、自然が生気と意味を与え、荘厳さと移ろいが一体化した硬度がある。
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 一本目『秋日』は、殆ど黒画面で、野上照代を中心とした会話肉声で終始し、その老舗旅館の歴史や縁の井伏鱒二の漢詩の訳文の見事さや誤解、名前をもう覚えていないがとある中国文化人について(もしかして李康生の名だったか)の敬意と言及、黒澤過去作のドキュメント本の事や生存者インタビュー偏りと現地再訪の労力不足、らが衰えぬ野上の記憶と前向き姿勢で語られ、映像がない分こちらの神経が研ぎ澄まされ、その場に同席しているような気がしてくる。映像は中盤1分、ラスト数分だけ、挟まるが全く無言、野上CU部はわかるが、白い塀前のベンチで2人座って李康生とのトゥショットは、目線や関心も噛み合わず居心地いいのか悪いのか、不思議な2カットで締められるは、定型を拒むこの作家故か。
 映画とはこれでいいのだ、の4短編。これ以上を映画ファンとして望む、美と生に関する要素が、触れたり·触れられずとも、繋がり広がるを感ずる世に存在するだろうか。

『その夜』に似ている作品

シシリーの黒い霧

製作国:

上映時間:

124分

ジャンル:

3.4

あらすじ

1950年のある日、シシリー島の小さな村で1人の男が殺された。彼こそ誰もが捜していた独立義勇軍の闘士、サルバトーレ・ジュリアーノだった。彼を利用し、殺害したのは誰なのかを追求するが、重要な…

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