ストーリー展開に新鮮さはないものの、だからこそミーガンの魅力が存分に感じられる作品。何より、ミーガンというニューアイコンが降臨したことが、ホラー界にとって喜ばしい出来事。
きっとミーガンのルックスやダンスに興味を惹かれ、普段ホラー映画を観ない層まで取り込んだのではないか。これはシリーズ化されるでしょ!そして今年のハロウィン、ミーガンの仮装する人少なくないはず〜〜!!!
ただ、アナベルシリーズのジェームズ・ワンにしてはホラー要素が薄め?で若干の物足りなさも否めない。
叔母のジェマは優秀な研究者で、仕事に没頭するシングル女性。しかし養育者としては未熟で、ケイディとは何度も衝突する。
その未熟さに苛立つ人も多かったと思うけど、子育てするには仕事を諦めなきゃいけない場面が何度もあり観ていて辛かった。仕事が楽しい時期だったら尚更。子どもの頃から大切にしていたおもちゃをケイディに渡すのだって、私なら身を引き裂かれる思いになるだろうな。
核家族化&共働き家庭も増えて『子どもの友だち兼シッターになってくれるロボットがいてくれたら…』と考える人は多いはず。AIも身近になった今は、ミーガンのようなロボットが各家庭に1台配備される日も近いのかもしれない。
余談ですが、予告で使われていたベラ・ポーチの『Dolls』のMVがまさにAIロボットの反逆を描いていて、歌詞も相まって胸熱だった。ちなみに『Build a Bitch』という曲の続編になっているので、そちらを先に見ると反逆した理由が分かります。