Rocko

ゴジラ-1.0のRockoのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0
ゴジラ生誕70周年!
なのにゴジラ初鑑賞&4DX初体験!!
今作と同じ山崎貴監督が監修した西武ゆうえんちの「ゴジラ・ザ・ライド」が大好きな中学生の娘と鑑賞。

初ゴジラの私からしたらゴジラの胸がやたらデカいのは胸筋なのかオッパイなのか、オスなのかメスなのかさえもわからず・・・
4DXに関してはコーヒーカップですら酔う私が最後まで耐えられるのかという不安を抱えながらの初体験。

<娘感想>
鑑賞後の娘評価「ゴジラ・ザ・ライド」を100点とすると「ゴジラ-1.0」は40点。理由は「4DXが期待を下回るライドで、繰り返しの4DX演出に途中で飽きた上に都合よく進むストーリーがつまらなかった。」そうだ。子供なら単純に楽しめたかと思ったら、そうでもないらしい。
戦後の日本が舞台なのがわかりにくかったのかと聞いたら、そこはとてもよかったと言っていた。もう西武園行け。

<自分の感想>
●4DX●意外と穏やかライド@ユナイテッド
ゴジラもっと揺らせよ!水しぶき少ない!イルカショー最前ぐらい出せ!!映画館暑いと思って薄着で行ったら風演出さっむ。
大海原の船旅が意外と心地よく、推しの山田裕貴と一緒に船乗れたのでとても楽しかったです。

●作品●
今までゴジラってただの怪獣パニック系映画だと思っていたら、全く違っていたことに反省。
ゴジラが吐き出す放射熱線やその後の火災は原爆や東京を襲った大空襲であり、無慈悲に街を破壊され0どころか-1.0の状態から復興を目指す忍耐強い日本という戦後史と重ねて描かれているのか。
ゴジラ=アメリカなのね。

VFXの視覚効果とゴジラ襲来シーンしか期待していなかったから、ドラマ部分は褒め称えるような完成度ではなかったものの初心者にはわかりやすかった。
特攻を美談としない反戦作品とも取れる内容から方向性が読めてしまう部分は多かったけれど、見方を変えれば愛国映画でもあり視点を変えれば人によって感じ方が違ってくる多面的な面白さがあった。

邦画を観なくなった理由の一つとして、爆音で音楽聴きすぎて耳やられてるから何喋ってるかよく聞こえないからで、今作は俳優のオーバーアクトや舞台俳優のようなハキハキ喋りに批判があったようだけれど、自分にはプラスの要素だった。ひょっとして高齢化対策だったのか?
子役の女の子は何喋ってるのか全くわからなかったけど。

そんなんで初ゴジラ体験はとにかく映像が素晴らしかったので、4DXじゃなくIMAXでもよかった気もする。娘より私の方が予想外に楽しめた作品でした!


ネタバレ感想↓↓↓




浜辺美波演じる典子って何者?
・子供を使って初対面の男にアプローチ作戦成功
・自分と連れ子の衣食住GET
・可哀想な親子&新米ママを演じ白米をGET
・いきなり銀座で事務職GET
・仕事中はベビーシッターとして澄子を利用
・真っ二つに折れた電車で懸垂。着地地点確認からの海落下(アクション映画主役級)
・いつのまにか海から生還し、ケガ一つせずスタスタ歩行(007主役級)
・ゴジラ襲撃時に危険をいち早く察知し、敷島を守る(ヒーロー)
・しばらく死んだフリ(策士)
・タイミングを見計らって生存報告(スパイ?)
・放射能を帯びた熱線を浴びたと推測されるも綺麗な肌で登場(アンドロイド?)

これネタでもなく本気で気になるんだけど、毎回ゴジラにこんな怖い人出てくるのか?
最初の連れ子の話も嘘でどこからか仕入れて来た子供だとしたら怖すぎる。訓練された工作員か何かの設定?
あらゆるジャンルを詰め込むゴジラは奥が深いな・・・
Rocko

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