3週間ほど前に劇場鑑賞。
ゲームプレイヤーが本物のプロレーサーになるまでの実話に基づいた作品とのことで正直見る前はF1詳しくないけど『フォードVSフェラーリ』はかなり好みの映画だったから大丈夫かな～と高を括って入ったら客ほぼオッサン！またはジイサン！！てか女一人！！！
車映画に男性客が多いのはキャストにもよるだろうけど、オーランド・ブルームでは女性集客に及ばなかったか。
デヴィッド・ハーバーは大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』のホッパー演じる前から割と好きな俳優さんで今作もいい味出してました。
ヤン・マーデンボロー役は『ミッドサマー』の鶏小屋でアレされてトラウマ級に羽ばたかれて行かれたあの子です。
この3人以外ほとんど長いセリフがなかった気が・・・
結論から言うとオッサンホイホイ車映画でも超エンタメ風に作られていたので、ゴーカートとマリオカートしかわからない女性の私でも楽しめる作品でございました。
ゲームやＦ１に詳しくない人でも映像やスピード感で十分楽しめる作風で、ストーリーラインが単純明快なのと重要な決断シーンなどをボコボコ削ってシーンが切り替わるのでテンポもよいです。
あとブラック・サバスが何回も流れるのが素晴らしい。しっかりとリスペクトされているのが伝わってきたところはこの映画の最大の見所でした。
レースの迫力を体感したい人、大音量でエンジン音やブラック・サバスを聴きたい人は劇場案件です！
※高評価、未見の方はスルー推奨↓↓↓
個人的にはもっと魂に訴えかけてくるような暑苦しい野郎どものぶつかり合いを求めていたので、以下残念ポイントです。
・どこかで何度も聞いたようなセリフ、チープな王道展開
・実話を盛って感動を作り上げるボヘミアン・ラプソディ的戦略
・日本紹介シーンが渋谷スクランブル交差点、おもいで横丁など、まるで外国人観光客用向けのプロモーション動画
このような捻くれた見方をしなければフィルマの平均スコア通り、観終わった後の満足度が高くスカッとさせてくれる作品であることは確か。
史実と完全に一致はしてないものの、この映画を観なければ知り得なかった突飛な発想から始まったレーサー育成は非常に面白かった😃
