X（旧Twitter）に合わせて名前を変えました。
KEITO改めケイスケです。よろしくお願いします。
アメリカでも大ヒット！おめでとうございます！👏
ゴジラ映画レビューの際には毎回言ってますが、自分はゴジラを観ていなければ映画好きになっていません。世代的には全然平成ゴジラ世代ですがハリウッドも含めて必ず映画館で観るようにしているくらいのファンです。
出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように謎の巨大怪獣が現れて…。
予告の時点で非常に期待していた。初代ゴジラ出現よりも早い戦後すぐにゴジラが現れるというのも面白そうだし、無から更に何も無くなる意味を込めた『-1.0（マイナスワン）』というタイトルもかっこいいと思う。自分は『シン・ゴジラ』大好きですがシン・◯◯◯というタイトルがあんまり好きじゃなかったので。
ゴジラは海から現れるのが定番ですが、今回は海上戦がメインというのが素晴らしい。水のCGやVFXは難しいでしょうけど完璧だと思いました。ここはゴジラの怖さと絶望感があり本作でもかなり大好きなシーンです。今回アングルの見せ方が上手いのか、ハリウッド版と比べても巨大感が出せてるんですよね。昼のシーンが多いのもGOOD。
今回のマイゴジくんはいろんな物を口に咥えて飛ばすのがお好きなようで。序盤で人間もポンポン飛ばします。ここで人間を食べたりしてゴジラを化け物にしなかったのが良い。銀座の場面では画面外から電車が街中に吹き飛んでくるのも怖かったし、ビルの破壊シーンもハリウッドのCGに引けを取らないばかりか、最近のハリウッドゴジラはビルに突っ込むたびビスケットみたいにパラパラ崩れるのが不満なので今回は重量感もあり良かったですね。
そして満を持しての放射熱戦！ここで背ビレがガキン！ガキン！と変形するのは明らかにメカっぽくて生物感は無いんだけど、まあかっこいからOKじゃないっすかね！笑。最初に破壊する場所が銀座なのも初代ならではでアガるし、ここのシーンの恐ろしさは怪獣映画で超えることは無いだろうと思っていた『ガメラ3 邪神覚醒』の渋谷破壊に匹敵する最高のシーンだと思いました。
山崎貴監督らしい大仰な演出や説明台詞は気になりましたが広く一般層が観る怪獣映画ということを考えると今回はまあアリかなと。シン・ゴジラや他のゴジラ作品もその傾向はありますしね。一番残念な所はマイゴジくんが単なる人間の脅威という存在でしかなく、核や戦争の背景というのが極端に薄い点でしょうか。ここをもっと掘り下げたら更に良くなったんじゃないかな。でも全体的には文句なく面白いし、民間が舵をとってゴジラと戦うのはシンゴジと反対のアプローチで良かったです！山﨑監督ありがとう！
