ケイスケ

EO イーオーのケイスケのレビュー・感想・評価

EO イーオー(2022年製作の映画)
3.4
はえ〜タイトルの意味ってロバの鳴き声からきてたのか。プーさんのイーヨーもそれが由来なのね。

ロバのEOは心優しいカサンドラとサーカス団で幸せに暮らしていた。しかしEOはある日、見知らぬ男によってサーカス団から連れ出されてしまう。予期せぬ放浪の旅の中で、EOはさまざまな人に出会い激しい運命に翻弄されるが、無邪気さを失うことはなく…。

「なんか映画のネタないかなあ。人間はたくさん撮ったしなあ。せや!ロバ目線で映画作ったろ!」と言わんばかりに超ベテランのイエジー・スコリモフスキにかかれば、ロバを主演で映画を作るのは容易いことなのかも。ポール・シュレイダーの最新作の主人公が園芸家のように極まった感ある。

ちなみに人間側のキャストには個人的に大好きなイザベル・ユペールが出てるのがポイント高い。最近でも『エル ELLE』、『ハッピーエンド』、『私がやりました』などなど…センスいい映画選びしてるよね。この人の出ている映画は総じてレベルが高いです。

絶対に万人受けはしないし、観てる間「このシーンいる?🤔」と思ったところも無くはない。ただ他にない唯一無二の映画を観れただけで評価をしたいというのもあるし。ただイーオーが酷い目に遭うし、ラストも非常に悲しいので動物好きには微妙かな。面白いか面白くないかで言ったら…ごめんよくわかんないや!笑。