ケイスケ

ドミノのケイスケのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
4.2
レビューの点数が低いのもわかるし、変なストーリーなのもよーくわかる。でも…、

あたしこれめっちゃ好き!!!🥰

刑事のロークは目を離した隙に公園で娘を見失ってしまう。娘が行方不明になって以来、強迫観念に駆られたロークはカウンセリングを受けていたが仕事に復帰する。銀行強盗予告のタレコミでロークが現場へ向かうと、娘の行方を知ると思われる謎の男がいて…。

正直、予告を見て「【悲報】ロバート・ロドリゲス監督、急にノーランみたいな映画を撮る」みたいな気持ちに一瞬だけ思った。予算の問題もあるけど建物ぐにゃんもそりゃ『インセプション』の演出とかより安っぽいです。

でも序盤のスピード感あるスリリングなサスペンス展開で一気に持っていかれた。あとウィリアム・フィクナー演じる謎の男エルレーンがむちゃくちゃクールでカッコいい。ベン・アフレックも娘を思い続ける父親役が似合ってるし、少しネタバレになるかもしれませんが娘と再会するシーンの表情でグッときてしまった。

あとこれは自分の完全なる好みなんですが、かつてのプロフェッショナルが隠居して、その人たちに再び力を借りるために訪ねていくみたいな展開が好きなんですよ。だからあまり評判よくない『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』とか大好きですし。あ、『エターナルズ』もか…あれは単純に長いし回想シーンがかったるいしな…(好きな人ごめん)

あまりにもエルレーンが主人公たちの行動を先読みしすぎるから「ちょっとご都合主義すぎね?」って思っていたら…まさにそれを逆手に取ったネタばらしにびっくり!この展開を「あほくさ」と思う人も少なからずいると思います。でも94分でこのまとめ力はすごいですよ。自分は大好きだしめちゃツボにハマった映画でした。面白かった!