このレビューはネタバレを含みます
毎年恒例、春のお楽しみの劇場版コナン。
八丈島の自然豊かな光景と、海に浮かぶ巨大な要塞のような「パシフィック・ブイ」を舞台にした壮大な映像が劇場版ならではのスケール感でもうワクワク！
脚本は『相棒』も多く書かれている櫻井さん。正直、『絶海の探偵』の頃はミステリー色が強すぎてキャラクターが効果的に動いていない印象があったが、今回は全員に見せ場を作ってくれた。ただでさえキャラクターが多い上に、劇場版オリジナルキャラクターもいたのにしっかりとそれぞれの因縁を描いていたのは本当にお見事。
コナン×蘭、コナン×哀ちゃん、ジン×哀ちゃん、赤井さん×ジン、赤井さん×安室さん、コナン×黒ずくめの組織、新一×ベルモット、ジン×ピンガ、哀ちゃん×直美など、これだけの人物とその関係をするりと飲み込めて、説明不足とも感じさせなかった。
そしてわかっていたけど、今回も大爆発だった！！
かつて水戸黄門では「燃え上がる」と「盛り上がる」をかけて、新シリーズの１話は必ず火事のシーンを入れたと聞いたことがあるが、もしかしてそういうこと？
どちらかと言えば「キス…しちゃったのよ」で哀ちゃんが大炎上するほうが恐ろしかったけど、ちゃんと蘭ちゃんに返していて感心しました💋
鑑賞2回目の友達と観ていたから、「よくこんなすんごい展開を黙ってられたね！？」ってつっこんでしまった。
ずいぶん前の劇場版で、セスナを操縦していただけでも驚いたのに、今や公安やFBIを操って魚雷を攪乱したり潜水艦を爆破したりしてるんだもんな…。
年々ハリウッドもびっくりの規模になっていく…もちろん、来年も期待します！
